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【プロ野球】

ヤクルト打線止まらない 9戦連続2桁安打

2014年8月9日 紙面から

DeNA−ヤクルト 3回表2死一、二塁、3ランを放ち迎えられる山田(右)=横浜スタジアムで(会津智海撮影)

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◇ヤクルト12−3DeNA

 ヤクルトが大勝でDeNA戦の連敗を9で止めた。3回、雄平の右前打で先制し、畠山と山田がともに3ランを放って計7点。その後も中村の2ラン、畠山の10号ソロなどで加点した。DeNAは井納が3回途中7失点と散々だった。

    ◇

 たまっていた鬱憤(うっぷん)を、一気に晴らした。セ界最強のヤクルト打線が、この日も16安打の12得点と爆発し、9試合連続の2桁安打でまたまた球団記録を更新だ。

 しかも9連敗中だったDeNA、5戦全敗だった天敵・井納を3回途中でKOしての3連勝。小川監督は「1、2回にチャンスをつぶして嫌な流れになりかけたところで3回に雄平、畠山が点を入れてくれたのが大きかった」と勝因を挙げた。

 1回は無死満塁。2回は2者連続死球で2死二、三塁までいきながら無得点。3回は、初回の満塁機に凡退した雄平が右前に意地の先制打を放つと、畠山が9号3ランで続いた。井納には、これまで安打は出てもあと1本が出ない状態が続いていただけに「このチャンスは絶対にモノにするつもりで集中した」という一振りで、左翼席最上段に運んだ。

 真中打撃コーチが「あれでみんなのストレスが取れたんじゃないか」と言うように、山田、川端から下位の中村まで打線全体に火が燃え広がった。

 左太もも裏肉離れで1カ月半離脱していた畠山が、7月29日に復帰してから8勝2敗。「6番は走者がたまって回ってくる打順。ここが固まったのが大きい」と真中コーチ。6勝16敗と大きく負け越した7月とは一転、8月に入ってからはチーム打率3割8分1厘。連日の計19本塁打が飛び出している。

 「これだけ続いているのは誰か1人がどうこうじゃない。束になって戦えてる」と小川監督が言えば、選手も「乗り遅れちゃいられない」と相乗効果を口にする。

 最下位とはいえ7月30日の最大借金19から13に激減。山田、川端と首位打者を狙える打者もいる。勢いの止まらぬツバメ軍団が、台風の目となりそうだ。 (竹村和佳子)

 

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