理研 竹市氏 「痛恨としか言いようない」8月5日 17時43分
理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの竹市雅俊センター長は5日午後、報道各社の取材に応じ、「科学者としての能力もすばらしいもので、笹井さんを失ったのは痛恨の思いとしか言いようがない」と述べました。
理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの竹市雅俊センター長は5日午後、報道各社の取材に応じ、「非常にショックだ。笹井さんなしでは今のセンターはなかった。科学者としての能力もすばらしいもので、笹井さんを失ったのは痛恨の思いとしか言いようがない」と述べました。
そのうえで「さまざまな批判があるなか行き詰まっていたとは思うが、STAP細胞を巡る問題がクリアになるまで、もう少し我慢してほしかった」と述べました。
竹市センター長によりますと、笹井副センター長は、ことし3月には「副センター長を辞めたい」と辞意を伝えていたということです。
また、最近の様子について「10日ほど前に研究室のメンバーから、『研究の議論がまともにできないほど笹井さんの体調が悪い』と聞いた。笹井さんの家族とケアについて相談していた」と話し、4日に「薬による治療や診療を受けている」という内容のメールを家族から受け取ったことを明らかにしました。
一方、STAP細胞の検証実験について、竹市センター長は「基本的に影響はないと思う」と述べました。
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