最近の図鑑の進化やばいっ! スマホで拡張できる「学研の図鑑LIVE」
最近の図鑑の進化を、完全にみくびってました。
自分自身、この秋には父になる予定なので、図鑑って気になってるんです。我が子には、楽しく学んで欲しいですもん。そもそも図鑑って、想像力をかきたてるすごくいい教材。自分が子どもの頃を思い返してみても、ページをめくるたびに興奮して、さまざまなジャンルの世界に没頭していた気がします。
そんな図鑑が、今やスマホと連動する時代。6月に創刊したばかりの「学研の図鑑LIVE」は、スマホを使ってARで3DCGや動画を楽しめる画期的な図鑑シリーズだったんです。
自分が子どものときにこんなものあったら、すごい興奮しただろうなぁ。というか、これから図鑑LIVEで楽しく学べる今の子どもたちって、恵まれてる気がする! 夏休みの自由研究を何にしようか迷っているという子どもにもヒントがたくさんありそうな新図鑑シリーズになっていたので、いろいろ遊んでみた様子をレポートします。
スマホを使ってARを楽しめる機能を実際に試してみました。見てのとおり、とても簡単です。動画のように、スキャンするときはマークがあるページ全体が画面に入るようにするのがポイント。一度スキャンしたものはアプリ内でいつでも楽しめるようになります。
こうやっていろんな角度から恐竜の姿を見られるっていうのは新鮮な体験でした。ピンチイン・ピンチアウトして、拡大・縮小もできるので、いろんな大きさにして遊べちゃいます。
ちなみに、恐竜は3DCGでしたが、昆虫・動物はDVDとは異なる動画を再生できるんです。現存している昆虫・動物はより生態がわかりやすいように動画で。そして、恐竜は残念ながら現存していないのですが、それを逆手に取ったかのようにARを使うことで迫力を感じる体験を実現しています。
完全に私事で恐縮ですが、冒頭でも述べたように、自分この秋に子どもが生まれる予定。なので、学研の図鑑LIVEならではのAR機能を使って、まだ見ぬ我が子に贈る恐竜の絵本(?)をつくってみることにしました。
コホン…、ではご清聴ください。
絵本「きょうりゅうはいきていたんだ」
これからうまれてくるきみへ。「きょうりゅう」ってしってるかな?
おおむかしのちきゅうには、ぼくたちよりもっともっとおおきな「きょうりゅう」がいたんだ。
そのほとんどは、やく6600まんねんまえにぜつめつしてしまったんだ。
いろんな「きょうりゅう」がいたんだけど、みんなすごく、こせいてきなんだよ。
え? なんでもういないのに、そんなにいろいろわかるのかって?
せかいじゅうから「かせき」がみつかって、それをけんきゅうしているひとたちがいるんだよ。
そのおかげで、いろんなことがわかってきたんだ。
そのけっか、いちぶの「きょうりゅう」は、「とり」にしんかして、ぼくたちとおなじじだいをいきていることもわかったんだ。
ぜつめつしたはずの「きょうりゅう」のなかまが、いまもいきているなんてすごいよね!
いちぶの「きょうりゅう」が「とり」にしんかしたように、いのちはつむがれていくんだ。
きみも、パパとママ、そのおじいさんやおばあさん、ひいおじいさんやひいおばあさんがつむいできたいのちのけっしょうなんだ。
だから、パパもママもきみがうまれてくるのがすごくまちどおしいんだよ。
おしまい。
学研の図鑑LIVEの魅力はARだけじゃない
さて、どうだったでしょうか。なんだかこっ恥ずかしいですね…。
唐突に出てきた恐竜の知識は、「学研の図鑑LIVE」によるものです。
例えば、トリケラトプスの皮膚にはまるで花のようなかたちのうろこのあとがあったこととか、25cmも厚みのある頭の骨を持っていたパキケファロサウルスとか。パキケファロサウルスは、以前は頭をはげしくぶつけ合っていたと考えられていたそう。しかし、首の骨が発見されると、首はそれほど強くなかったことがわかってきたので、今では否定されているんだとか。えー、なにそれ!(笑) でも、こういうところも新たな発見によって学説が変わっていくという何よりの証拠ですね。
ここで披露させていただいたARと知識はこの「学研の図鑑LIVE」のほんの一部。ぜひ購入して楽しんでみてください(ちなみに図鑑LIVEとARアプリには画像にキャプションを付ける機能はありませんので、あしからず)。
「学研の図鑑LIVE」は、もちろん図鑑そのものとしてのクオリティだってお墨付きです。例えば、ティラノサウルスの項。ティラノサウルスのような代表的な恐竜は、大迫力のイラストを使って見開きで紹介。まるで太古の時代にタイムスリップしたかのような臨場感で迫ってきます。
それだけでなく、実物大で恐竜の骨格化石が楽しめるページも。上の画像はティラノサウルスの上あごの一部を実物大にしたもの。バナナのように太い歯は、15cmも飛び出しているものもあり、根もとまで入れると30cmにもなるんだとか。想像しづらい恐竜の大きさも、こうした工夫によって実感できるつくりになっています。こうして想像力をかきたてる構成も「学研の図鑑LIVE」の魅力のひとつです。
ちなみに、恐竜図鑑の実物大ページは骨格標本が中心ですが、動物図鑑では実物大写真を使っています。また、昆虫図鑑はより迫力を増した超アップ写真のページがあります。細部まで見られることで、「観察することの楽しさ」を呼び起こしてくれそうです。
正確なイラストで、多角的に分析・解説したページも。
近年知られるようになった、恐竜の羽毛もしっかりイラストに反映されています。自分が子どもの頃はツルッとというかザラッとというか、爬虫類的な皮だけのイメージだったのですが、こうして研究が進むと図鑑のイラストも変わっていくわけです。やっぱり正しい最新の知識を学ぶためにも新しい図鑑って大切かも。
自分自身かなりグッときたのが、各ページの下部にある「豆知識」のコーナー。かなり読み応えがあって、子どもにとっては長く愛用できる図鑑になることまちがいなしですし、大人が読んでも思わず「へ〜〜〜」って言わずにはいられない内容になっています。
というわけで、これは子どもと一緒に大人も楽しめる図鑑だと確信しました。
また、「学研の図鑑LIVE」にはDVDが付属します。
最近の図鑑はDVD付きのものが多くなっているとは聞いていました。ただし、学研の図鑑LIVEはそこもひと味違います。BBC(英国放送協会)が膨大な時間をかけて制作した高クオリティな映像がふんだんに収録されています。その一例はこちらからどうぞ。
しかも、きちんと図鑑の内容に沿った構成になっていて、紙とDVDでお互いを補完し合えるようになっているんです。これは楽しいだけでなく、学習効果も高そう。
なお、今回の記事でもフィーチャーしたAR機能を使った「AR恐竜写真コンテスト」が開催されています。特賞の「AR恐竜の立体フィギュア」をはじめ、さまざまな賞品が用意されています。応募締め切りは2014年9月30日。
「学研の図鑑LIVE」は昆虫、動物、恐竜の3つがラインナップされ、続々拡充されていく予定。ちなみに、9月には宇宙、12月には鳥が刊行予定となっています。個人的には宇宙が気になるっ!
しかも、通常価格が各2,200円(税抜)のところ、刊行記念特別価格ということで2014年12月31日までは各2,000円(税抜)になっています。ということは今が購入のチャンスということ。けっこうズッシリしてるので、お家に届くとうれしいなという人はAmazon(恐竜、動物、昆虫)を活用するといいかも。
実際にいろいろと試してみて思ったのは、スマホ時代の新しい図鑑の姿を提示した「図鑑LIVE」は、子どもに楽しく学んで欲しいと願うすべての親にとって注目すべきアイテムであるということ。自分も、早く子どもが大きくなって、一緒に読める年齢になるといいなと思う次第です。
それから、「この夏休みの自由研究、何したらいいかわからない!」というお子さんを抱えるひとは、これを読みながらアイデアを練るのがいいかもしれません。さらにいえば、お盆も近いのでおじいちゃん、おばあちゃん、おじちゃん、おばちゃんが孫や甥っ子、姪っ子へプレゼントするのもポイント稼げそうですよー。
source: 学研の図鑑LIVE
(松葉信彦)
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