長崎原爆の日:犠牲者追悼のキャンドル 9日平和祈念式典

毎日新聞 2014年08月08日 19時35分(最終更新 08月09日 03時58分)

平和への願いを込めてともされたキャンドルを見る親子連れ=長崎市の平和公園で2014年8月8日午後7時45分、竹内幹撮影
平和への願いを込めてともされたキャンドルを見る親子連れ=長崎市の平和公園で2014年8月8日午後7時45分、竹内幹撮影

 長崎は9日、69回目の「原爆の日」を迎える。長崎市の平和公園で午前10時35分から開かれる平和祈念式典には、安倍晋三首相ら約6000人が参列を予定し、田上富久・長崎市長が平和宣言を読み上げる。

 台風11号の接近に伴い、長崎市は51年ぶりとなる室内開催も検討したが、平和公園での実施が可能と判断した。風雨に備え、約3200人を収容できる大型テントを撤去したり、参列者用のレインコートを準備したりするなど、式典会場では急ピッチで準備が進められた。ただ天候次第では中止の可能性もあり、9日朝に判断する。

 8日夜は、原爆犠牲者を追悼する「平和の灯(ともしび)」(実行委員会主催)が平和公園であった。地元の小中学生らが作った約5000個のキャンドルが、公園内の「平和の泉」周辺に飾られ、訪れた人が手を合わせていた。【小畑英介】

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