(cache) カザフ、日本の新型原発導入へ 18年完成目指す - 47NEWS(よんななニュース)
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  • カザフ、日本の新型原発導入へ 18年完成目指す


     カザフスタン北東部のセミパラチンスク核実験場の施設近くに立つ専門家=08年9月(AP=共同)

     【セメイ(カザフスタン北東部)20日共同】カザフスタン北東部にある旧ソ連のセミパラチンスク核実験場に接する、かつての軍事閉鎖都市クルチャトフに、日本の技術を導入して発電効率の高い原子炉「高温ガス炉」による新型原子力発電所の1号機の建設が計画されていることが分かった。

     カザフスタン国立原子力センターのカディルジャノフ総裁が19日、共同通信に明らかにした。

     同実験場は旧ソ連最大の核実験場で、1949~89年に450回を超す実験が繰り返された。

     1号機は2018年に完成、22年ごろ稼働する計画。核兵器の被ばく問題を抱える両国が、原子力の平和利用で協力を深める象徴的な共同事業になりそうだ。

     総裁によると、茨城県大洗町に研究用の高温ガス炉を持ち、世界最先端の実証試験を行ってきた日本原子力研究開発機構の技術を基礎に、東芝やカザフ国営原子力企業カザトムプロムなどと合弁企業の創設を協議中。日本側は半分程度を出資する方向で、ロシアとスロバキアも参加の意向を示しているという。

     1号機の発電能力は5万キロワットで、暖房用の温熱も供給する方針。予算は5億ドル(約480億円)以上で、カザフ側は日本の国際協力銀行(JBIC)に資金協力を要請しているという。

      【共同通信】