最早可愛いすぎて食べられない…!? スイートでポップなシュガ―アートを作り続ける現役女子大生、吉元菜乃さんの“カワイイ”の秘密
柔らかいパステルカラーをベースに、女の子が持つ“カワイイ”という要素をギュッと凝縮させたような、スイートでポップなシュガ―クラフト作品を次々と生みだす、吉元菜乃さん。
現在は現役女子大生でありながら、SNSのTwitterやInstagram等で独自の世界観を披露し、人気を集める吉元さんですが、今回はそんな吉元さんがクラウドファンディングを通して初の個展に挑戦する予定とのことで、個展に対する意気込みと、作品やご自身の“カワイイ”の秘密に迫るべく、お話を伺いました。
もともとシュガ―クラフトはどのように学ばれたんですか?
吉元菜乃さん(以下、吉元):幼いころから母も可愛いものが好きで、よく習い事をしていたので、それを隣で見ていて「やってみたい」と言い始めたのが最初のきっかけです。観賞用のケーキやカップケーキなど、まずはとにかく自分で作ってみて、分からないだけは数回教室に通い、学びました。ただ、アイシングクッキーに限っては、全くの独学です。初めはアイシングが薄くて、仕上がりも凄く汚かったんですが、何回か自分で試行錯誤を繰り返すうちに仕上がりも大分変化していきました。本格的にやり始めたのは中学3年生の時なので、もう6年以上やっていることになりますね。
凄い! もう6年も続けられているんですね。作品の世界観はどんなところからインスピレーションを得ているんですか?
吉本:実は昔、オランダに住んでいたんですが、向こうのスイーツって、デコレーションが華やかで凄く夢があるものが多いんですよね。そのころの写真を眺めていて、そこから得たインスピレーションがシュガ―クラフトのイメージに繋がっているということはあるかもしれません。それと、私の作品にはよくプードルとユニコーンのモチーフが登場するんですが、プードルは幼いころから家で飼っていたので愛着が湧き、ユニコーンは大好きなファンタジー系の映画によく登場していたので自然とその2つをお気に入りのモチーフとして扱うようになりました。
作品には吉元さんご自身の可愛らしい人柄も滲み出ているような気がしましたが、いかがですか。
吉本:いえ(笑)、私、実は女子校育ちなんですが、女子校ってある意味カワイイだけじゃやっていけないというか、可愛さを切り捨てて面白さをとる方が上手くいく一面もあって。普通にしていると性格はさばさばしているし、おやじっぽいところもあるし、実際は完璧に女の子らしいわけじゃないんです。だけど、カワイイ女の子も、カワイイものも大好きで。きっとそのカワイイものへの“憧れ”みたいなものが、私の作品にはたくさん詰まっているんだと思います。
吉元さんは11月に初の個展を開催するため、現在クラウドファンディングで開催するための支援者を募集中との事でしたが、実際に開催が実現したらどんな個展にしたいですか?
吉本:私自身、カワイイものが大好きなので、その世界観を多くの人に共有できる個展にしたいなと思っています。撮影スペースも設けようと思っているんですが、女の子たちが遊びに来て、思わずTwitterやFacebookでシェアしたくなるくらい素敵な空間に出来たら最高ですね。個展のために支援して頂いた方には手作りのアイシングクッキーや携帯カバー、観賞用のシュガ―ケーキなどを1人1人に向けて全力で作ってお返しをさせていただこうと思っています。
実際にお話を伺ってみると、ガーリーでお人形のようなルックスとは裏腹に、気さくで話しやすい一面も見せてくれた吉元さん。11月に開催を目指す個展は「応援して頂いた方たちに絶対に後悔はさせたくない」という意気込みで作品作りに臨んでいるようで、芯の強さも感じさせてくれる女性でした。
▽ 吉元菜乃(よしもとなの)
シュガ―クラフト、ポーセラーツ等のアート製作を行う現役女子大生。『CanCam』(雑誌) 誌面の背景用ケーキとアイシングクッキー作成、『LARME』(雑誌) バレンタインレシピ寄稿、Swankiss(アパレルブランド) アニバーサリーイベント用のアイシングクッキー&ケーキ製作経験あり。
・Blog
・Twitter
・Instagram:natan0806
・日本ツインテール協会
・吉元さんの作品をもっと観たいという方・個展を応援したいと思われた方はこちら
あわせて読みたい
Written by: 江國知美
東京都在住、87年生まれ。美大卒業後、WEBデザイナーをこじらせて、ライティングに目覚める。
興味・関心:映画・音楽・食・アート・ワークライフバランス