山手線の車内。女子高校生のブラスバンド部員らしき女の子がなんか疲れ切った顔をしてイヤそうに話している。
「顧問の〇〇がさあこれを聞いて勉強しろってジョンコルトレーンって言う黒人のCD貸してくれたんだけどさ~メチャクチャ吹いてるだけでさ~も~うるさいんだよね~」
「あんたなんかいいわよ。わたしなんかマイルスとかゆう黒人でさ時々「プペ!!」って言うだけなんだから」
「でもさ~一番悲惨なのは〇子よね~キースなんとか言う白人のピアニストでさ妙な喘ぎ声上げながら弾いてるの。もうキモくてキモくて鳥肌たっちゃたわ。」
「やっぱ音楽聴くんなら嵐よね~センスが違うわよね~」
「よね~」
私の推測ではジャズ好きの冴えない窓際中年オヤジ教師がジャズが好きと言うだけで無理矢理ブラスバンドの顧問にさせられイヤイヤ顧問を続けているが生徒達に馬鹿にされ続けているのでここは起死回生の大逆転を狙い自分の得意なジャズの知識で人気者になろうとしたが完全に裏目に出て女子高生にキモがられて嫌われるというストーリーが思い浮かんだ。まず間違え無いだろう。
私も女子高生の前では嵐が好きと言う事にしておこう。ジャズ漫才!!
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