香港の市場調査会社Counterpoint Technology Market Researchが現地時間2014年8月4日に公表したインドの携帯電話市場に関する調査によると、同年第2四半期(4~6月)はインドのメーカーMicromax Informaticsの出荷台数が韓国Samsung Electronics(サムスン電子)を上回り、初めて首位になった。
インドにおける第2四半期の携帯電話出荷台数シェアをメーカー別に見ると、Micromaxが16.6%となり、Samsungが14.4%でこれに続く。
米Microsoft(マイクロソフト)傘下のNokia(ノキア)は10.9%で3位。このあとインドの2社、Karbonn MobilesとLava Internationalがそれぞれ9.5%と5.6%のシェアでこれに続いた。Counterpoint Technologyによると、Micromaxは急速に出荷台数を伸ばしているメーカーで、世界市場ランキングでまもなく10位に入る勢いがあるという。
一方でスマートフォン(スマホ)の出荷台数シェアは、Samsungが25.3%で首位を維持した。Micromaxは19.1%でこれに次ぎ、Karbonnの5.9%、米Google傘下Motorola Mobilityの4.3%、Nokiaの4.0%と続く。
Micromaxはスマホでも出荷台数を伸ばしており、3位以下のメーカーとの差を広げている。ただし、米IDCによると、インドでは全携帯電話出荷台数に占めるフィーチャーフォン(従来型携帯電話)の比率が7割と多く、Micromaxの躍進は今のところフィーチャーフォンによるところが大きいと言われている。
第2四半期におけるインドのフィーチャーフォン出荷台数順位は、Micromax(シェアは15.2%)、Nokia(同14.7%)、Karbonn(同11.4%)、Samsung(同8.5%)、Lava(同7.3%)の順だった。このうちMicromaxの出荷台数はNokiaを上回り、同社はフィーチャーフォン市場でも初の1位になった。
なお、インド市場全体で見ると、第2四半期における携帯電話出荷台数の前年同期比伸び率は2%だった。このうちスマホは同68%と急拡大したが、フィーチャーフォンは同16%減と、大きく落ち込んだ。
[ITpro 2014年8月6日掲載]
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