平成26年8月8日
宇宙航空研究開発機構
地球観測衛星がとらえた台風11号
現在JAXAでは様々な地球観測衛星により、台風11号とその影響を継続的に観測しています。本ページでは、得られた観測画像を順次公開していきます。
直近5日間の台風の雨の様子
最新の雨の様子など詳しくは、世界の雨分布速報
◇しずくがとらえた8月8日13時ごろの台風11号
・風の強さ
色のついている領域がしずくが観測した範囲です。台風の中心の東側に風速40m/secを超える強い風が広い範囲にわたってふいています。雨の様子の図とあわせてみると、雨、風ともに台風の中心の東側から南側にかけてが強い勢力であることがわかります。

・雨の量
灰色の部分がしずくが観測した範囲です。地上のレーダでは範囲外であるためとらえていませんが、台風の中心の東側の広い範囲で1時間に25mmを越える強い雨が降っています。

◇しずくがとらえた8月8日2時ごろの台風11号
・水蒸気の量
赤が濃くなるほど水蒸気量が多いことを示す図です。台風の中心付近に非常に多くの水蒸気があります。

※灰色の部分は陸地や雲のため、衛星センサで水蒸気量の計算が出来ない領域です。
観測衛星/センサ:水循環変動観測衛星 しずく/マイクロ波放射計(AMSR2)
観測日時:8月8日2時15分頃(日本時間)*
観測場所:日本付近
*図中の日付は世界標準時(UTC)によるものです。
発生からの台風11号の観測情報、最新の観測は、EORC台風速報(台風11号) |