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管理栄養士の私的見解

最近、ケアマネの営業や他事業所への挨拶まわりなどのおかげで

介護サービス事業者の施設長クラスの人とお話する機会が増えました。

皆さん立ち上げ時の無理解や苦労を抱えておりまして、

私みたいにバックがある場合とは苦労が違う言われましたし

私もそう感じております。ただ、バックがなかったから出来たこともあるとも・・・。



私の場合は、管理栄養士出身のケアマネであり介護の現場からみたら「特殊」と言われます。

今回知り合った方々から「で、どっちをやるの?」という質問が多かったような気がします。

どっちをやる?・・・私としたら介護とケアマネどっちをやる?って聞かないよね?って事ぐらい

栄養士と介護を身近に感じているのですが

世間一般はそうじゃないことを痛感させられております。

「私はケアマネに専念し、管理栄養士を封印します。今は介護の勉強もしています」とわざと言うと

じゃぁ一緒に出来るねという雰囲気になる方もおられました。

最近は、悔しい気持ちいっぱいで、

どうして管理栄養士出身では認められないのか!という挫折感を味わっています。

今現在の正直な気持ちは、私の10年近くの管理栄養士業務ってなんだったんだろうって

途方に暮れているという感じです。でも、前進するためには現実を認めるしかないんですよね。




管理栄養士の皆さんに聞きたいのは、福祉・高齢者介護や医療においての役割を

どのように考えているのかなって思うのです。

ケアプランやクリニカルパスの診療計画などに栄養士の意見を発言し反映してもらっていますか?

体制加算もなくなった介護保険においての管理栄養士への危機警告を痛感していますか?

そして再来年の診療報酬改正への不安はありますか?

職種としての存在意義の危機感はありますか?

私の場合は、栄養士として訴える行動をし続けた結果、前職場では「ケアマネ」扱いとなってしまいました。

高齢者介護施設において、この配置転換がどんな意味を成しているか理解できますか?

結局は、私の訴えは栄養士としてではなく「ケアマネ」の意見としてなら成り立つと周りが認めたってことです。


私の「給食のおばさん脱皮作戦」活動は、私の価値観としての活動としか介護現場は理解出来ていなかったし、

それはケアマネ業務の方が役に立つと理解されてしまったとい結果です。。

栄養士が言う話ではないということなんです。

だって栄養士は食事作る人でしょ?という感覚であり、食事を提供する人ではないのです。


そして、同僚の管理栄養士からは

「nirinsoさんだから、出来るんだよ。」

と言われ続けました。

今まで転職を重ねましたが、管理栄養士自身で出来る範囲を制限してしまう同僚が多かったし

管理栄養士が提案して活動している病院施設は少なかったように思います。

また、特に介護においては行動できる栄養士は大抵が栄養士業務を外され

管理者業務を任される立場になり

職種的には栄養士だが管理栄養士業務を続けていない方が多かったように思います。




某施設長からは

「在宅介護医療にとっての管理栄養士の役割って、医師や看護師や介護で出来るじゃない。

 みんなそう思うっているわよ。あなたもそこを追及していくのでは、苦労するわね」

と言われましたし、何も言えませんでした。そして、管理栄養士の必要性について過渡期にも来ていないとも。

「管理栄養士の視点は介護の視点と違うのよね」とも。結局は自己満足な関わりしかないと言いたげでした。




ケアマネ視点(生活全般)からみて管理栄養士の存在意義は、

管理栄養士の存在ありきとしか見られていない、

そして今現時点でケアマネとして介護職員としての私自身も管理栄養士をどこで使うのか分からない自分に

とても歯がゆい気持ちになります。


どうして管理栄養士は利用者や患者のために訴えて多職種に理解をしてもらう前に諦めるのか、

能動的に動かないのかと悔しい気持ちになります。

必要性を管理栄養士自身が訴えなくて誰が訴えるのですか?

管理栄養士の代替職種が必要なんですか?

プランに導入できるケアマネですか?診療報酬を決定できる医師ですか?

待っているだけですか?

違うのではないのでしょうか?


厳しいようですが、今のままでは管理栄養士の存在意義が不透明のままだと感じざるおえないし

ケアマネとして今後全うしようと思っている私としては、管理栄養士の存在意義を優先的に考えることはできません。

食べることが一番重要と言われるのであれば、生活のどの段階で介入するべきだという自分自身のEBMを

追求するぐらいの危機感を持って欲しいと痛切に感じます。

私がケアマネとして在宅介護での管理栄養士の必要性を素直に認めることが出来るようになればと

心のそこから望みます。

そして、この私的見解に対して管理栄養士からの反論意見をお願いしたいです。

「居宅介護支援」書庫の記事一覧

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トラバいただきました。

でも反論にはなってないみたい。。。
とりとめなくなってしまってごめんなさい。

2009/6/28(日) 午後 11:38 ウクレリアン

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ウクレリアンさん、本当にありがとうございます。
まだ栄養士としてもケアマネとしても
何もやっていない私を棚にあげた文章なのに、
取り上げていただいて感謝です!
まず、介護現場にどっぶりつかり現状分析を1年間でやりたいと思っています。
今後も何度もくじけそうになると思いますが、
その時は「考えが甘い!」と叱ってやってください。

2009/6/29(月) 午後 8:52 [ nirinso ]

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nirinso の言ってることすごくわかります。他の職種にどうして軽視されるのか・・何をするにもスタートがそこからだから大変なんですよね。管理栄養士は仕事の内容や必要性をあまり理解されておらず
本当に必要な職種なのかと思われてるように思います。介護員や看護師より低い位置づけにされてるところが多いと思いました。だから、内容よりも周囲の意見に合わせて適当にやってる方も多いのではないでしょうか。悪循環です。真面目にやろうと思ったら、周囲の考え方をまず変えていく必要があって、それはかなりのエネルギーを使います。仕事の割にお給料も安いし放棄というか諦めてるひとも多いと思います。

2009/6/30(火) 午後 8:49 [ okeko ]

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管理栄養士という仕事は頑張ろうと思えばどこまでも頑張れる仕事だと私は思います。栄養マネージメントは軽視されていえる管理栄養士がリーダーとなってやるわけですから、とても大変なことだけど、ある意味チャンスですよね。しっかりできれば、周囲が認めてくれるはず。管理栄養士の必要性を認識してもらえらば、私達の意見に耳を傾けてくれる人が増え、もっと管理栄養士本来の仕事をスムーズにすることができるはず。利用者にもっとよいサービスができるはず。栄養マネージメントやNSTは管理栄養士が与えられた使命を果たすことができるのか試されてるんだと聞いたことがあります。たぶん試されてるのでしょう。

2009/6/30(火) 午後 8:50 [ okeko ]

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老人ホームの中では一人しかいない職種だし、自分が思うように仕事を進めていくのはなかなか難しいのが現状ではあるけど、なぜそうしたいのか、介護との兼ね合いを考えながらもきちんと自分の考えを説明し納得させられるようにみんなが頑張って努力すれば、栄養士の地位も向上するはずなんですよね。私も思ったことあります、自分がケアマネで看護師の資格も保有できれ、その立場から栄養のこともアプローチできれば、最高に動きやすいだろうなって。利用者一人一人にあった栄養管理は決して管理栄養士だけではできないことだから。絶対に周囲が一緒に動いてくれなければできないことだから。

2009/6/30(火) 午後 8:51 [ okeko ]

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働いていたころは、介護員さんとも看護師ともぶつかりました。ケアマネさんと喧嘩したこともあります。みんなは、自分の仕事の負担を減らしたい、増やしたくないから、根本的に手間のかかることは嫌いだし面倒なこともしたがらない。はじめは加算をとるのが申し訳ないくらい動いてくれませんでした。徐々に協力的になってくれたものの、思うようにいかないことが沢山ありました。楽に仕事しようと思えばできるけど、自分が嫌いになってしまいそうだったので、周囲に嫌われてもいいぐらいの気持ちで、動いていました。くじけそうになるけど、みんな頑張ってほしい。知識があるんだから、こうしたほうが良いってわかってるんだから。利用者のためにも、管理栄養士という職種がもっと必要だと思ってもらえれば、給与も全体的に変わっていくんじゃないかなぁって思うんです。nirinso さんのようなアプローチの仕方もすごいと思うし、大変だとは思うけど応援してます。幼稚な文章で、nirinso さんの言っていることとずれた話してたらどうしよう。。ただのわたしの過去の愚痴になっていたら恥ずかしいです。

2009/6/30(火) 午後 8:51 [ okeko ]

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おけさん、意見ありがとうございます。私の言いたいことを理解してくれていると思うし、愚痴ではなく結局これが現実なんですよね。誰もが無駄な仕事は増やしたくない。でも、自分が得する事だったら誰もが仕事が増えるなんて思わずにやるんです。自分を理解してもらうには相手を理解する必要があるりますよね。私の訴えは相手にどんなメリットを生むのかをリサーチするためにケアマネも取ったし、利用者の為に多職種がそれぞれ何をしようとしているのかを知りたかったので、栄養士の仕事かなと思う事も頼まれれば何でもやりました。結果的には施設での管理栄養士の存在意義の価値観が多職種で統一できたと思います。その手法で、今は介護現場がケアマネに何を求めているのかを知るところから始めようと思っています。そして、食べないと生きていけないのは当たり前だけど、人は食べ続けることが出来ないのです。私は利用者さんの為に栄養士という土壌に日常生活ケアのプラン作成の中心であるケアマネという種をまいたのです。栄養士という土壌にケアマネという種は芽がどのように出てくるのか期待していてください。

2009/6/30(火) 午後 11:18 [ nirinso ]

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自分の考えだけを一方的に押し付けることや、自分の考えを過信しすぎることはいけないし、相手は何をどうしたいのかは常々考えていましたけど、利用者のためというより自分の仕事の都合で動いてるような人間が多くて、愕然とさせられました。老人ホームの利用者に残された人生は私達のように長くはないのに、家族とも一緒にいれないし、自分の家で過ごすこともできず、体の融通もきかず、行動範囲もせまい。利用者のことをもっともっと考えようよ!お金もらってるんだよ!?って思ったことが何度も何度もあります。若い新人小娘のいうことなど聞いてもらえるはずもなく、自分の不甲斐無さに打ちひしがれたことも何度もあります。
老人ホームに勤務し初めてケアマネという仕事をしりました。
そのぐらい介護に疎かった私ですが、ケアマネさんは利用者の過去、現在、未来、そして本人、家族の意向と、とにかく全体を見なければ動けない仕事ですよね。大変だと思いました。
ケアプランは介護の芯になるものですもんね。
いい芽が出ますように・・・

2009/6/30(火) 午後 11:57 [ okeko ]

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おけさんが一方的な人間だったら、悩むことなく仕事が出来たと思いますよ^^。悩んだことは良い経験したと思います。ただ、高齢者はけして弱い人間ではないのです。戦争や子育てや災害などを乗り越えた選ばれた人間なんですよね。だから、私たちはその高齢者から学ばなくてはいけないのです。自分たちがどのような老いを迎えるのかを、その模索を私は高齢者介護を通じて学ぼうと考えいます。そして、お金を貰っているからにはプロとして行動したいだけなのです。それを人間性ではなく職種で区別する日本の介護福祉に疑問を投げかけたいと思います。

2009/7/1(水) 午後 6:57 [ nirinso ]

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ちょっと話がずれているかも知れませんが、些か驚いて読みました。
我々にとって管理栄養士は無くてはならない重要な職種です。
一体何故そんな風に思うのか理解できません。

2009/7/18(土) 午後 6:30 [ koredeiino345 ]

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koredeiinoさん、医師の方に栄養士についてそのように言ってもらえて本当に嬉しいです。ちなみにNSTが流行っているにも関わらず、栄養や栄養士の扱い方を知っている医師は私の周りにいないので残念です。
福祉や介護分野では当たり前の話ですよ。栄養士だけではなく医療職種は苦戦を強いられています。それほど福祉介護業界は閉鎖的ということなのでしょうか?

2009/7/18(土) 午後 9:58 [ nirinso ]

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こんにちは
栄養士の「扱い方」は僕も知りませんが、医者が頼りにしているのは当然ご存知だと思っていました。
そんな風に思っているんですか。びっくりしました。医者の仕事を想像していただければお分かり頂けると思いますが・・・。

福祉では医療職種駄目ですか?
Nsもですか?

2009/7/22(水) 午後 7:56 [ koredeiino345 ]

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koredeiinoさん、「医師が頼りにしている」という言葉、本当に嬉しいです。ありがとうございます!私もそう信じていたのですが、私の実力もなかったのだと思いますが、栄養士としての私の意見に耳を傾けてくれる医師が少なくて諦めていました。koredeiinoさんのような他職種も認めてくれて指示を出してくれる医師を諦めずに私の周りで探してみます。
福祉全体からみると分からないのですが、高齢者介護では正直栄養士よりもNsの方が辛いかもしれません。医療職種がダメとは誰も思っていないのですが、アプローチの仕方が違うので理解されにくいかもしれませんね。ですので、私も少しでも介護のアプローチの仕方を学びたくてケアマネをとり必死で実施しています。
医師が常勤していない介護施設や在宅介護にこそ医療職との連携が必須だと思っているので、もう少し理解が高まるといいなと思っています。

2009/7/23(木) 午前 0:43 [ nirinso ]

横槍ですみません。
私も地域に出るようになって6年ですが
やはりいっしょのテーブルについて話をしよう、
利用者・患者の目線に立って生活を支えよう、
という態度でのぞんでくださる医師・歯科医師の方にお会いする機会はいまだにありません。
これは対栄養士だけではない気がします。
医師の仕事量や内容はもちろん尊敬していますし、リーダー、管理者という立場にふさわしいと思います。
でも利用者や患者に対しての目線の高さは同じだと思っていたのですが、違うのでしょうか。
私達栄養士ももっと精進しなければ同じテーブルについてはいただけないのかもしれませんね。

2009/7/23(木) 午前 9:09 ウクレリアン

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利用者さんや患者さんのQOL向上を目標とした同じ目的に対して、各専門職がプロの視点を持ち他の職種のアプローチを理解した連携が出来ると良いなと私自身は思っています。そして療養ではなく治療に関しての、指示命令系統のトップが医師だと思っています。その指示命令を遂行するためには、各職種が何を仕事の上で重点に置いているか、いわゆるプライドとしてゆずれないところはどこなのかを理解したいと思っています。でなければ、独りよがりになりがちで多職種協働は難しい経験を持っています。
治療方針の責任者である医師の指示を理解し的確に証明できるだけの力量が欲しいのですが、私の場合はまだまだ栄養士としての実力がないので協力してもらえる医師が目の前に現れないのだと思っています。

2009/7/23(木) 午後 8:40 [ nirinso ]

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koredeiino345様、医師が自分の事を「医者」とは言わないと思いますが。

2010/9/4(土) 午後 11:31 [ masammmmm ]

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