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台風11号 あす九州南部・四国に接近上陸か
8月8日 15時04分

強い台風11号は奄美大島の東の海上を北上していて、9日には九州南部や四国に接近し、その後、上陸するおそれがあります。
西日本の太平洋側を中心に非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害への警戒とともに早めの対策を呼びかけています。

気象庁の発表によりますと、強い台風11号は午後3時には奄美大島の東210キロの海上を1時間に10キロの速さで北へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心の南東側200キロ以内と北西側150キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
台風は勢力を保ったまま比較的ゆっくりと北上していて、これから8日夜にかけて鹿児島県の奄美地方に近づき、9日は九州南部や四国に接近して、その後、上陸するおそれがあります。
台風周辺の湿った空気や前線の影響で各地で雨が降っていて、午後2時までの1時間には高知県仁淀川町の鳥形山で40ミリ、岩手県遠野市で36.5ミリの激しい雨を観測しました。
これまでの雨で石川県と富山県、それに鳥取県では土砂災害が起きる危険性が非常に高くなっている地域があります。
8日は▽西日本の太平洋側を中心に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
さらに▽西日本の太平洋側では9日は局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあるほか▽東日本でも太平洋側を中心に9日にかけて1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
9日昼までに降る雨の量は、いずれも多いところで▽四国で400ミリ▽九州で300ミリ、▽近畿で250ミリ、▽中国地方で150ミリ、▽関東甲信や北陸、それに沖縄で100ミリと予想されています。
その後も9日の昼から10日の昼にかけて▽四国でさらに400から600ミリ、▽近畿と東海で300から500ミリ、▽中国地方と関東甲信で300から400ミリ、▽九州北部と北陸で100から200ミリの雨が降って大雨になるおそれがあります。
台風が近づく各地では9日にかけて風が強まり、▽最大風速は九州南部と四国で35メートル奄美地方と九州北部で28メートル、大東島地方と中国地方と近畿で25メートルで、▽最大瞬間風速は35メートルから50メートルに達すると予想されています。
8日は大東島地方や九州南部で波の高さが10メートルを超える猛烈なしけが続き、九州北部や四国、近畿でも9日は猛烈にしける見込みです。
この時期は大潮に当たり、満潮時の潮位が1年で最も高くなることから台風の接近に伴って高潮のおそれもあります。
これまでの雨で地盤が緩んでいる地域があり気象庁は、土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水、高波、高潮、落雷、突風に十分注意し、風や雨が強まる前に早めの対策を取るよう呼びかけています。

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