Googleの検索アルゴリズムに新基準、サイトのHTTPS対応状況を加味

　米Googleは6日、ウェブ検索順位を算出するための基準として、新たにウェブサイトのHTTPS対応状況を加えたと発表した。

　より安全にインターネットを利用するための方策として、Googleでは自社の各サービスへのHTTPS接続をデフォルト化するなどの対応を進めてきた。今回、この取り組みを強化するための一環として、数カ月間に渡ってテストを実施。ポジティブな結果が得られたことから、検索対象サイトのHTTPS対応状況を、検索結果の表示順を算出する要素として扱っていく。

　現時点では、ウェブサイトのHTTPS対応状況が検索順位に与える影響は軽微としている。影響範囲は全世界の検索クエリの1％以下で、コンテンツの質といった判断要素よりも重要度は低いという。

　Googleでは、すべてのウェブサイト管理者にHTTPS接続への切り替えを推奨していく計画。今後数週間の間には、HTTPS導入のための事例なども公開する。