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宮国「実力不足」3回5失点KO!フォーム改造4か月ぶりマウンドも散々

2014年8月8日6時5分  スポーツ報知
  • 3回無死、石川(左)に特大の6号ソロを打たれ打球を見上げる宮国

 ◆DeNA10―1巨人(7日・横浜)

 何もできなかった。宮国にとって、約4か月ぶりの1軍マウンド。序盤の大量失点で、試合をぶち壊した。「実力不足です。ゲームをつくろうと思ってマウンドに上がりましたが、チームに迷惑をかけてしまい、悔しいです」

 4月2日の前回対戦では4回5失点KO。そのDeNA打線に再び打ち込まれた。3回を投げ9安打5失点。最速は141キロ止まりだった。投球フォームに本来の躍動感はない。制球も不十分だった。

 課題が浮き彫りとなったのは3回だ。先頭の石川に浴びた右翼への特大ソロ。そこから4連続長短打を含む5安打で、一挙3点を失った。そのうち4安打が、高めに浮いたファーストストライクを痛打されたもの。原監督は「期待を持った久しぶりの登板だったが、ああいう投球をするとこういう結果になる。このへんが勉強になったはず」と早いカウントからの集中打に猛省を促した。

 4月中旬から2軍で10登板勝ち星なし。2013年の開幕投手は、日付が変わっても寝付けない夜が続いていた。「寝ようとしても、寝られないんです。ずっと野球のことを考えてしまって。初めてでした」。普段、寝る前には決して飲まない酒をあおったこともあったが、効果はゼロ。「よく寝られなくて、翌日の練習で体がきついんです。負のスパイラルでした」

 それでも、腐らなかった。6月。左足を上げた際、上半身のひねりを最小限にとどめた、1年目のシンプルな投球フォームに戻した。7月下旬に2連勝と2軍では結果に結びついたが、1軍では通用しなかった。

 試合後、2軍での再調整が決定。「久しぶりのマウンドで楽しく投げられたけど、楽しんで投げるだけではこの世界ダメなので。これで終わりではない。またしっかり練習して、上がれるようにしたい」。屈辱を胸に刻み、はい上がるしかない。(中村 大悟)

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