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タイに“赤ちゃん工場”9人保護

2014年8月8日6時0分  スポーツ報知

 タイ政府当局者は6日、首都バンコクのマンションで、身元不明の生後1か月~2歳の乳幼児計9人を5日に保護したと明らかにした。父親は1人の日本人男性で、9人全員が代理出産で生まれたという。ベビーシッターの1人は警察に対し「日本人女性が(乳児)1人を外国に連れ出す計画だった」と説明していることが7日、分かった。警察が明らかにした。ベビーシッターの手配にタイ人男性が関与していたことも判明。警察は国際的な人身売買が行われていた可能性もあるとみて慎重に捜査を進めている。

 乳幼児の保護施設によると、9人のうち男児が6人で女児が3人。健康状態は良好で、それぞれ1人ずつベビーシッターがついていた。出生届はなく、名前も不明。警察によると、タイには代理出産を禁じる法律はなく、代理母と血縁関係があり商業目的ではないなどの条件を満たせば、代理出産は認められている。

 父親の代理人によると、父親は日本とタイを行き来する30代のビジネス関係者で、頻繁に乳児らの住むマンションを訪れていた。タイのメディアによると、父親は7日、マカオに向けタイを出国した。過去2年間に65回タイに入国した記録があるという。代理人は「誰が乳児らの母親かは分からない」と話し、父親については「養育費に毎月20万バーツ(約63万円)をかけ、自分の子供として大切にしていた」と説明。人身売買など犯罪の可能性を否定している。

 一方、警察によると、日本人女性は今年7月、タイに入国。生後約11か月の乳児を「外国」に連れて行くとして、乳児が懐くよう面倒をみており、警察が乳幼児を保護した際にはマンションにいた。警察は日本人の父親に関係する複数の「赤ん坊」がこれまで日本に入国したとの情報もあるとして確認を急いでいる。

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