「強制的に」テープで隠す 長野市、松代大本営看板に松代大本営の象山地下壕入り口の看板。「強制的に」と記された部分にテープが貼られている=8日午前、長野市 太平洋戦争末期に天皇や政府機関の移転先として建設が進められた「松代大本営」(長野市)の象山地下壕入り口の看板に、朝鮮人労働者が作業に加わった経緯について「強制的に」と記した部分を、市が昨年8月からテープを貼り隠していたことが8日、市への取材で分かった。 市は「一部の人は自発的に携わったという見解もあり、全員が強制だったととられかねない表記は好ましくないと判断した」と説明している。 市によると、象山地下壕は一部を90年から一般公開し、朝鮮人労働者は「強制的に動員」とパンフレットに記されていたが、見学者から「強制ではなかったのでは」との指摘が複数回あった。 【共同通信】
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