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理研・笹井副センター長が自殺…STAP共著者

読売新聞 8月5日(火)10時28分配信

 5日午前8時40分頃、神戸市中央区港島南町の先端医療センターで、STAP(スタップ)細胞論文の共著者だった理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長(52)が、首をつっているのが見つかった。

 神戸市立医療センター中央市民病院に搬送されたが、午前11時過ぎに死亡が確認された。

 兵庫県警神戸水上署によると、先端医療センターの4階と5階の間にある踊り場で、階段の手すりに掛けたひもに首をつった状態で、踊り場にあったかばんの中から遺書が見つかった。遺書は3通あり、論文著者の小保方(おぼかた)晴子・理研ユニットリーダー(30)と再生センター幹部、自らの研究室あてだった。同署は笹井氏が自殺を図ったとみて調べている。半袖シャツとスラックス姿だったという。

 STAP論文は、小保方氏の実験を基に、笹井氏が執筆を指導した。1月末の英科学誌ネイチャーに発表後、論文の画像などに問題が指摘された。理化学研究所の調査委員会は4月、笹井氏に不正行為はなかったが、データの正確性などについて確認を怠ったとして、「笹井氏の責任は重大だ」と指摘した。外部有識者による理研の改革委員会は6月、笹井氏らセンター幹部の更迭を求めた。論文は7月に撤回された。

最終更新:8月5日(火)13時39分

読売新聞

 

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