蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事
【芸能・社会】朝ドラ蓮子さまの駆け落ち相手 中島歩 愛人ハマり役2014年8月8日 紙面から
高視聴率を記録しているNHKの連続テレビ小説「花子とアン」で、仲間由紀恵(34)演じる人妻・蓮子と駆け落ちした帝大生・宮本龍一を演じる俳優・中島歩(25)が注目を集めている。昨年、同ドラマのナレーションを務める美輪明宏(79)の主演舞台「黒蜥蜴」で世に出た新進俳優。ドラマでは略奪愛を激しく演じているが、素顔はのんびりした素朴すぎる好青年。朝ドラの影響力にもイマイチぴんときていないようだが、演技にかける思いは熱い。 歌人・柳原白蓮と社会活動家・宮崎龍介の駆け落ち事件をモデルにした蓮子と龍一の禁断の恋。二人がギュっと抱き合い、バックに美輪の「愛の讃歌」が流れる駆け落ちシーンは、朝とは思えないほど濃厚で話題になった。 「あそこで気持ちをスパークさせました。理性が感情に飲み込まれていくところを表現しないと、ただ美輪さんの歌が素晴らしいってことになりかねないので、自分の恋愛経験も引き出しにして、役にアプローチしました」 そんな激しい恋をしたことがあるのかと問い直すと「いえ、全然」と笑い、「でも恋する気持ちは同じだと思うんです」と語った。 日大芸術学部出身。祖父の祖父は文豪・国木田独歩。身長183センチのイケメンで学生時代はモデルをやっていた。これだけ恵まれていたら楽勝人生だろうが「中2くらいまでは“イケイケ”になる予定だったけど、どこかで挫折したみたいで…」と苦笑。「運動神経も良くないし、勉強も高校くらいからできなくなって、しかも大学には作家や俳優を目指す人がいっぱいいて、自分は何て面白くないんだろうと思った」と打ち明ける。「何か見つけたい」とモデルになったが何かが違う。やがて芝居の勉強にのめりこみ、「黒蜥蜴」のオーディションで美輪に見いだされた。 世に出たきっかけが「黒蜥蜴(美輪)の愛人」で、「蓮子の愛人」でブレーク。「そういえば、そうですね」と愛人役との奇縁に笑顔を見せ、「美輪さんには、本気でやることの大事さを教わりました。黒蜥蜴のけいこで、お尻に火をつけられ、不安になり、自分でもここまでやれるんだと思うほど本気になれました」と感謝を口にした。 ようやく見つけた「自分らしく表現できる」俳優という仕事。「等身大の役よりも、今回のように想像もつかない役、体験できない役に醍醐味(だいごみ)を感じるので、いろんなことに挑戦したいです」と抱負を語った。 (宮崎美紀子) <中島歩(なかじま・あゆむ)> 1988年10月7日に宮城県で生まれ、東京で育つ。特技と趣味は落語、釣り、写真、ギター。日本大学芸術学部卒で、中学と高校の国語の教員免許を取得している。183センチ。 PR情報
おすすめサイトads by adingo
|