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親ロ派組織の「首相」辞任 組織固めか8月8日 9時05分
ウクライナ東部の親ロシア派組織を率いてきたロシア人のボロダイ氏が、指導者としての役職を辞任し、ウクライナ軍が攻勢を強めるなか、後任に地元出身者を据えて組織固めを図るねらいがあるものとみられます。
ロシアのメディアによりますと、ウクライナ東部ドネツク州を拠点とする親ロシア派組織「ドネツク人民共和国」の「首相」を名乗るボロダイ氏は7日、みずからの希望で辞任したことを明らかにしました。
ボロダイ氏はロシア人の元ジャーナリストで、ウクライナ東部で分離独立に向けた機運が高まると現地に入って親ロシア派の指導者となり、マレーシア航空機の撃墜事件では現場から回収した飛行データを記録した装置をマレーシア側に引き渡すなど、組織のスポークスマンとしても知られていました。後任の指導者には東部出身のウクライナ人、ザハルチェンコ氏が就任するとされ、ウクライナ軍が攻勢を強めるなか、地元出身者をトップに据えることで組織固めを図るねらいがあるものとみられます。
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