首相:ヘイトスピーチ「対処する」 都知事と意見交換

毎日新聞 2014年08月07日 23時21分(最終更新 08月07日 23時32分)

 安倍晋三首相は7日、首相官邸で東京都の舛添要一知事と会談し、日韓関係について意見交換した。舛添氏は2020年の東京五輪・パラリンピック開催に向けて、人種差別を助長するヘイトスピーチ(憎悪表現)への対策を検討するよう要望。首相は「しっかり対処しなくてはならない」と述べ、対策を検討する考えを示した。

 首相はヘイトスピーチについて「国際社会の関係を誠実に築き上げてきた日本の誇りを傷つけるものだ」と指摘した。

 舛添氏はまた、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領との会談内容に関し「韓国側は日韓関係をなんとか改善したいという気持ちが強いという印象を受けた」と報告。首相は「同様の気持ちだ」と、日韓関係改善に改めて意欲を示した。【木下訓明】

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