川崎、今季１３度目マルチで勝利に貢献

　ブルージェイズの川崎宗則内野手（３３）は６日、地元トロントでのオリオールズ戦に８番三塁でフル出場し、４打数２安打。４−１で迎えた６回にダメ押しのホームを踏むなど、勝利に一役買った。

　５ゲーム差で迎えた同地区首位オ軍との３連戦第２ラウンド。これ以上離されるわけにはいかない大事な一戦で、川崎が攻守に躍動した。６回に中前にはじき返すと、８回は外角の変化球を左前に運び、今季１３度目（シーズン自身最多を更新）の複数安打。慣れない三塁守備も板につき始め、無難にこなした。

　共同電などによると、「（８回の安打は）狙ったものではない。バットの先っぽだったが、スイング自体が悪くないのでヒットになった」。チームの連敗が止まり、自身の打撃を振り返るときも自然と雄弁になった。

　メジャーでは初対決となったオ軍先発チェン・ウェイン（２９）＝元中日＝には２打数無安打。「２０１１年の日本シリーズで対戦したときより数段すごい投手になっていた」と素直に脱帽も、「いい刺激と元気をもらった」と今後への糧とした。