6回、3ランを放ちバレンティン(左)に迎えられるヤクルト・雄平=神宮
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◇ヤクルト13−4阪神
ヤクルトが球団新記録の8試合連続2桁安打となる16安打、13点で大勝。4回に畠山の適時打で同点とし、森岡の勝ち越し3ランなど一挙7点で逆転。6回の雄平の17号3ランなどで加点。村中が2勝目。阪神は歳内ら投手陣が崩れた。
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完璧な当たりが左翼席中段に突き刺さった。ブレーク中のヤクルト・山田が7回、20号ソロでダメ押しだ。球団で日本人選手の20号到達は、2011年畠山以来3年ぶり。「めちゃくちゃ感触が良くて入ったと思った。2桁行ければと思ってたのが、8月中に20号なんてありえない」と、自分でもびっくりだ。
あと三塁打が出ればサイクルという猛打賞。若きリードオフマンに引っ張られて、川端が3安打4打点。森岡が2号3ランを放つなど先発全員の16安打、13点と爆発。8試合連続2桁安打は球団新記録だ。「(川端)慎吾さんが打つと、よしオレもって気持ちになる」と山田。チーム内競争が相乗効果を生み、「コーチが常に『初球から打っていいぞ』と言ってくれるので迷わず打席に立てる」と、積極性が結果に反映されている。
8試合で計115安打を放ち69得点。9連敗中の天敵・DeNA戦(横浜)にも、勢いを付けて入っていける。「何回も負けていられない。何が何でも勝つつもりで行く」と山田が言い切った。バットでたまった借りを返すつもりだ。 (竹村和佳子)
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