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ロシア大統領 旧ソ連の国と結束し対抗
8月8日 7時16分

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ情勢を巡る追加制裁に対抗して欧米などから農産物や食料品の輸入を禁止したことについて、かつてソビエトだった2つの国の大統領に協力を求め、ロシア寄りの国々と結束して欧米の圧力に対抗していく姿勢を強調しました。

ロシア政府は7日、欧米による追加制裁に対抗してアメリカやEU=ヨーロッパ連合、それに、オーストラリアなどから農産物や食料品の輸入を1年間禁止すると発表しました。
このあと、プーチン大統領はロシアと共通の関税政策を取る旧ソビエトのベラルーシとカザフスタンの大統領とそれぞれ電話会談し、協力を求めました。
このうち、EUと国境を接するベラルーシのルカシェンコ大統領との会談では、輸入禁止の対象となった品がベラルーシを経由してロシアに入ることがないよう要請しました。
そのうえで、ベラルーシ産の乳製品や農産物の輸入を増やす考えを伝えるなど、ロシア寄りの国々と結束して欧米の圧力に対抗していく姿勢を強調しました。
ロシアでは、今回の輸入禁止の措置で食料品の不足や価格の高騰への懸念が広がるなか、国営メディアが逆に欧米のほうに深刻な影響が出始めていると繰り返し伝えるなど、プーチン政権にはさまざまな手段を使って国内の動揺を抑えるねらいがあるものとみられます。

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