「なぜ山に登るのですか」「そこに山があるからだ」
これは、趣味に対する愚問と名答の例である。
「なんで鉄道が好きなんですか」「鉄道趣味っていろいろ分野があるんでしょ」
鉄道趣味者はときどき「イッパンジン」の興味の対象になる。「イッパンジン」はネットで散見される言葉だ。鉄道に限らず、趣味を持つ人が、同じ趣味を持たない人々を指す。鉄道趣味者は、これらの問いかけに対する返答にしばしば困惑する。「好きなんだから好きなんだよ」と言うしかない。
答えはある。鉄道の魅力を語れば尽きない。でも全部説明するなんて面倒だ。「好きだから好き」で勘弁してほしい。実は「答えがない」という場合もある。私は「赤ん坊の頃、ボクが泣いてぐずると、母に踏切に連れて行かれたんですよ。電車を見て泣き止んだそうです。電車が親だと思ったのかも」と説明する。ヒナ鳥か。
子どもの頃から、このあたりで電車を見て育った
関連記事
杉山淳一の+R Style:第35鉄 真夏日の鉄分補給は涼しいミニ博物館で
太陽ギラギラ夏本番、こう暑いと外に出るのも嫌だ……そんな人にぴったりなのが鉄道系のミニ博物館。今回は、東急電車とバスの博物館と、横浜市電保存館をハシゴしてみた。あ、旨い肉も食べてます。
鉄道のトンネルは、安全なのか
中央高速道路の笹子トンネルで天井に張られたコンクリート板が崩れ落ちるという、残念な事故が起きた。鉄道にもトンネルがあり、過去にいくつも事故を経験している。現在の鉄道トンネルの安全性はどうなっているのだろうか。
あえて現地に放り出す? 鉄道ツアーの仕掛け
「鉄道ツアー」のノウハウを蓄積した日本旅行が、新たに手がけるターゲットは「地方鉄道」だ。鉄道好きでなければ気づきにくい「観光資源」に、地方自治体も注目しているという。
「鉄道ツアー」のカラクリは、このようにできている
鉄道ファンのなかでも「乗り鉄」と呼ばれる人々はきっぷの知識に詳しい。時刻表を熟読しているから日程も自分で作れる。日本旅行は、そんな旅の達人を相手にあえて「鉄道ツアー」を仕掛けている。そこには従来のパックツアーの常識を覆す仕掛けがあった。
窓ガラスの汚い鉄道は潰れる、かも
新たに新年を気持ちよく迎えるために「大掃除」は必要だ。「でも寒いし、面倒だな」という人の背中を押す話をする。私の乗り鉄経験を振り返ると、窓ガラスの汚い鉄道路線は消えるのだ。
「鉄道ファン=良い客じゃない」――この構図にしたのは、誰か
「鉄道ファン」といっても、いろいろある。例えば、列車の撮影を趣味とする「撮り鉄」、走行中の列車を録画する「録り鉄」など。しかしこうしたファンは、鉄道会社にとって悩ましい存在なのかもしれない。その理由は……。
童心に返る? “大人のプラレール”
タカラトミーは、「プラレールアドバンス」を10月に発売する。既存のプラレールのレール1本を複線として使う、いままでの概念を覆す商品だ。
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Facebookコメント