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ナイジェリア エボラ出血熱感染拡大懸念
8月8日 5時13分

ナイジェリア エボラ出血熱感染拡大懸念
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エボラ出血熱の患者が西アフリカの3か国で増え続けるなか、周辺国のナイジェリアでも、患者と接触した医療従事者の間で感染が相次いで明らかになり、アフリカ最大の人口を抱えるナイジェリアで感染拡大の懸念が強まっています。

西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国では、エボラウイルスの感染が過去最大規模で広がっていて、これまでに死者は900人を超えています。
周辺国のナイジェリアではこれまで、リベリアからナイジェリアに渡航した男性患者1人の死亡にとどまっていましたが、ここ数日、この患者と接触した医療従事者の間で感染の疑いがある症例が相次いで報告されて看護師1人が死亡し、新たに5人の感染が確認されました。
ナイジェリア政府は当初、最初の患者をラゴスの空港ですぐに隔離したと説明していましたが、実際は、この患者は隔離されることなく市内の病院に搬送され、医療従事者も特別な防護措置なしで治療に当たったことが明らかになりました。
ナイジェリア政府は国の緊急事態だとして患者の隔離用の特別なテントを各地に設置する準備を始めていて、アフリカ最大の人口を有するナイジェリアで感染拡大の懸念が強まっています。

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