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 愛知県扶桑町の私立誠信高校で6日昼に起きた落雷で、意識不明の重体となっていた野球部員が7日未明、死亡した。全国では、過去にも雷による死亡事故がたびたび起きており、専門家は、避雷針がついた建物への速やかな避難などを呼びかける。

 死亡したのは、同高2年生、安藤翔輝さん(17)=同県大口町上小口3丁目。死因は多臓器不全だった。

 7日午後、倉知三雄校長(66)らが花束をマウンドにいったん献花し、その後、一塁側ベンチに立てかけた。野球部の加藤方郁部長(51)は「マウンドは彼が一番頑張っていた場所。『よく頑張った』と声を掛けました」と涙ぐみながら語った。