躍進シャオミ、「アップルよりもアマゾン似」
<動画>注目の雷軍CEOが目指す未来とは?
新製品を発表する雷軍CEO(写真:新華社/アフロ)
市場調査会社Canalysによると、中国のスマートフォン市場においてこの春、大逆転劇が起こっていた。長らく販売台数トップを誇っていた韓国のサムスン電子が2位に後退。代わりに、中国地場の小米科技(シャオミ)がトップに躍り出た。
シャオミの出荷台数は1500万台、それに対して2位のサムスン電子は1320万台。1300万台の3位には、レノボが肉薄している。
北京に本社を置くシャオミは、非常に洗練されたデザインのモバイル端末を発表し続けている。中国市場におけるボリュームゾーンである低価格端末とは一線を画し、高級感があふれている。しかし価格はリーズナブル。そんなシャオミの端末がヒットしないわけがないのだ。
大学生のときにジョブズに心酔
短期間で中国市場のシェア構図を塗り替えたのは、雷軍。シャオミの共同創業者だ。彼の服装やプレゼンテーションの様子はアップルのスティーブ・ジョブズ氏を彷彿とさせる。
それは偶然ではない。大学生のときジョブズ氏に関する本を読み、それ以来、スタイルも中身も彼に倣うことにしたのだ。
雷軍は、これまでに中国ハイテク業界のさまざまな分野に進出。マイクロソフトの「オフィス」の互換ソフトを作るキングソフトには6年勤務し、最後にはCEOに上り詰めた。その後、ショッピングサイトのjoyo.comを創業。ソーシャルサイトのYYにも出資している。
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