7日放送の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、ジャーナリストの青木理氏が、広島の大久野島で、戦時中に毒ガスが秘密裏に製造されていたことについて「特定秘密保護法でこういうのは全部秘密にされる」とコメントした。

番組では、大久野島について特集した。大久島は、現在はウサギが多数生息する観光地として知られる一方で、戦時中には秘密裏に毒ガスが製造され、陸軍が発行する地図からも島の存在が消されたという「別の顔」があると説明。

毒ガスを製造していた背景や製造したとされる場所などを紹介。また、現在でも毒ガス後遺症に苦しむ患者が治療を受けていると伝えた。

取材VTRが流された後、司会の宮根誠司氏が「ウサギをきっかけに戦争と向き合うのは大事ですよね」と青木氏に話を振ると、青木氏は大久野島にかつて取材で行ったことがあるとし「昔のことも思い出さなくちゃいけないけど、今だってね、特定秘密保護法なんて作ったら、こういうのは全部秘密にされるわけですから、決して昔話だけではないんじゃないかって気がします」とコメントした。

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