わたしたちの身体は、眠りにつこうとする時、いくつかの準備をはじめます。そのひとつが、深部体温を下げるために手足や皮膚からの発汗・放熱です。
夏季は周囲が高温多湿なためうまく放熱できず、深部体温が下がりにくくなります。そのままですと寝つきが悪くなり、中途覚醒が起こりやすくなったり、深い睡眠とレム睡眠が減少したりします。

調査によれば「家族でエアコンの温度設定でのトラブルはありますか。」の問いに29.7％の人が「はい」と答えており、エアコンの室温設定をめぐるトラブルは決して少なくないようです。
また、「トラブルが発生した際にどうしますか？」に対して、50代以上女性では3割近い人が「別々の部屋で過ごす」と回答し、熟年層の夫婦の間に距離がうまれている現状が浮かび上がりました。

（出典：三菱地所ホーム「住宅と空気環境に関する意識調査」）