2014年8月7日19時57分
女性の社会参画について4日に開かれた三重県主催の会議で「女は下」と発言した県漁協連合会の永富洋一会長が、発言について説明する文章を同連合会のホームページに6日付で掲載し、「一部不適切な表現がございました」とおわびした。全文は次の通り。
◇
みえ女性活躍推進連携会議(平成26年8月4日開催)におきまして、私の発言が一部新聞に掲載されましたが、会議の都合上、座長より発言を途中で止められ、かつ発言した部分の極一部のみが取り上げられており、私の意図が十分伝わっておりません。よって、以下に発言する予定の部分も含め全文を記載させていただきますので、ご理解をお願い致します。
(発言した内容)
漁業者の立場からいうと、私たちは古い人間なので「女は下や」「女のくせに」という概念から逃れられない。例えば、課長を女性にした場合、浜に入札にいったときによそに対抗できるかというと、よっぽどでないと対抗できない、そういう面もあります。
また、昔から「男は度胸、女は愛嬌(あいきょう)」というけれど、まったく反対だと思う。
女の方が絶対度胸がある。私がいままで女房に反対されたことを無理やり押し通してやったことは、全部失敗している。そういうことなんだけど、人口の減少化、それがますます進んでいくと絶対人口がもっと減ると思うのです。仕事を一生懸命していて、子どもを作る暇もないということになってくると思う…。
(座長)会長、後で一人ずつしゃべっていただくので、とりあえず加入要請書だけですので、後でしゃべっていただくようお願いします。
※以下につきましては発言ができませんでした。
「このように現在の社会環境は、女性が働きやすいように整備がされていないので、今後、女性がいきいきと活躍できる様、環境を整備するために協議を続けていきたいと考えております。」
上記内容を伝えたかったのですが、新聞記事に一部の発言が記載されてしまいました。皆さんを混乱させる様な事となりました事、また、一部不適切な表現がございました事につきましてお詫(わ)び申し上げます。
平成26年8月6日
三重県漁業協同組合連合会
代表理事会長 永富 洋一
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朝日新聞社会部
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