ミッドウェー諸島近海を進んできたハリケーンが、東経180度を超えたことで、台風第13号になりました。名前はアメリカ気象局がつけた「ジェヌヴィーヴ」のままです。

台風情報


アメリカ生まれの台風13号

ミッドウェー諸島近海を西よりに進んできたハリケーンが、東経180度を超えたことで、
7日15時に、台風第13号になりました。
ハリケーンと台風は、現象は同じものですが、
発生した地域などで、区分けされています。
同じ北太平洋で発生しても、東経180度を境に、
アメリカ大陸側では「ハリケーン」ですが、日本側では「台風」と呼ばれます。
「ハリケーン」として発生しても、
東経180度を超えて、西へ進んでくると、今回のように「台風」と呼び方が変わるのです。


名前は アメリカで命名されたまま

今回は、ハリケーンが台風に変わりましたが、
台風として発生した場合、
台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)の加盟国などが提案した名前が
あらかじめ140個用意されていて、そこから発生順に名前が付けられます。
ただ、これはハリケーンとして誕生したので、
名前は、アメリカ気象局がつけた「ジェヌヴィーヴ」のままです。
これにより、台風委員会が次に用意していた名前は、先送りになりました。
ちなみに、アメリカ気象局では、ハリケーンが発生すると、
あらかじめ、作成した名前の一覧表から順番に選んで、割り当てています。
用意されている名前は、実は、男性や女性の名前なのです。


非常に強い勢力だが まだ遠い

台風13号は、7日15時現在、「非常に強い」勢力で
太平洋上の日本からかなり離れた所を、進んでいます。
上記の地図でも、10日15時の予報円が、やっと見えてくるくらいです。
当面は、台風13号よりも、
日本に近づいている台風11号の動きに注意が必要です。