心ここにあらず

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上司「確認すると思ったら大間違いやで」

私は以前こんな記事を書きました。

新入社員は「ホウレンソウ」に加えて「確認」をするのだ - 心ここにあらず 

「新入社員にとって確認が大事だ」という内容なのですが、これは新入社員に限ったことではないなぁと思ったので本日書かせていただく次第です。

 

確認したってミスは起きる

私はケアレスミスが大変多い人間です。学生時代数学のテストでは四則演算のミスで△にされることも多かったですし、卒論を書いていても図表番号がずれていることもありました。確認さえしていればこういったミスを減らせるのですが、「まぁこんな人間性なのだ」と思っている節もあります。

 

最近仕事でもミスをすることがありました。まだ仕事の亻もわかっていない私は上司に確認しまくっているのですが、確認したことを全て遂行してもまだミスがあるような状況です。もちろん私の上記のような人間性の問題もありますが、経験や慣れが生きる場面の多い仕事の中では新入社員なんてそんなものではないでしょうか。

「新入社員時代にしかミスは出来ない」とよく言われますが、それは上司が確認してミスを無くしてくれてはじめて現実になる言葉だと思います。

 

上司は新入社員のミスを確認し、指摘する責任がある

私は今上司の仕事を手伝っている状況です。つまり私のミスは上司のミスとなります。私のようなポンコツな部下を持つと一仕事すれば確実に一つはミスをしますし、私のようなクズからすれば、ミスしても自分の責任ではないので「ミスしちゃった。次から気をつけよ。」くらいにしか思わないのです。

 

もし上司が私の仕事を客先に出す前に確認してミスを発見すれば、「ここはこうするんだ」という指摘をする事になります。アドバイスみたいなもんですし、上司としても精神的に負担はなく、「新入社員だなぁ」と思って終わるくらいでしょう。部下も変に罪悪感を感じることなく学ぶことができ、同じミスを繰り返す可能性も低くなります。これが良質な新人教育ではないでしょうか。

 

しかし、客先に出してからミスが発覚した場合はどうでしょう。新入社員のミスは上司のミスなので、お客さんからすれば「上司てめぇこのやろー」状態なわけです。お客さんから怒られた上司はストレスが溜まり、そのストレスは新入社員へ罵声となって現れます。「こんなこともできないのか」、「ちゃんと確認すればこんなミス起きないだろうが」といった単なる怒りとなるのです。結果的に新入社員は罪悪感と自己嫌悪で萎縮してしまい、上司と部下の関係は悪化。そんな関係性では新入社員は上司に確認することを憚られるようになり、またミスが発生するのです。

 

客先に出す前に、教育が仕事になる前に、一度上司が自分の仕事だという認識でチェックすることで、上司にとっても部下にとってもいい仕事ができるのだと思います。

 

私のミスが客先に提出された

正確に言うと運良く結果オーライ的なことになりミスにはならなかったのですが、一歩間違えばお客さんに謝りに行かなければならないほどのことでした。私はふつうに反省していましたが、帰り道に上司が私にこう言いました

「仕事なんだから責任を持て。おれが全部確認すると思ったら大間違いやで。」

さすがに大間違いなのはその発想だと思いますが。

 

おわりに

ふつうに数を数えてメモもしてるのに見積もりの数を間違えたりするのは本気で反省しています。大変申し訳ございません。猛省。