ワシントン=小林哲
2014年8月7日11時19分
欧州宇宙機関(ESA)は6日、10年前に打ち上げた探査機ロゼッタが、観測目的のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(すいせい)まで約100キロの位置に到達したと発表した。11月には搭載している小型機を投入し、世界初となる彗星の核表面への着陸を試みる。
ESAによると、ロゼッタは2004年の打ち上げ後、太陽の周りを回りながら徐々に軌道を変え、計64億キロの航行を経て彗星に接近した。さらに接近しながら観測を続ける。小型機は、彗星の物質を分析してデータを地球に送る。
彗星は、直径数キロの核があり、太陽の周りの楕円(だえん)軌道を約6年半の周期で回っている。現在は、木星と火星の間を時速5万5千キロで移動している。
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