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 女性の社会参画を話し合う三重県主催の会議で「『女は下、女のくせに』という頭から逃れられない」と発言した永富洋一・県漁協連合会長が、「私の意図」を説明する文章を連合会のホームページ(HP)に6日付で載せた。「一部不適切な表現についておわびします」と記した。

 連合会によると、6日までに発言への批判がメールや電話で5件あり、ツイッターやフェイスブックなどでも問題視する書き込みが相次いだため、今回の掲載を決めたという。

 永富氏は問題の発言について、前後を含めHPに掲載。「漁業者の立場から言うと、古い人間なので『女は下や』『女のくせに』という概念から逃れられない」「人口の減少化がますます進む。(女性が)仕事を一生懸命していて、子どもを作る暇もないことになってくる」と記した。

 会議ではそこで座長から止められたため、「現在の社会環境は女性が働きやすいように整備されていない。女性がいきいきと活躍できるよう協議を続けていきたい」という発言ができなかったとしている。