ANAに取り消し手数料8千円の返還請求 航空券2カ月前解約で提訴:イザ!

2014.8.7 23:04

ANAに取り消し手数料8千円の返還請求 航空券2カ月前解約で提訴

 航空券を購入後、搭乗の約2カ月前にキャンセルしたにもかかわらず、取り消し手数料を取るのは無効として、佐賀市の富永洋一弁護士が、全日空(東京)に手数料約8千円の返還を求める訴訟を佐賀地裁に起こした。弁護士によると、航空券の取り消し手数料返還を求める訴訟は他に例がない。提訴は6月12日付。

 訴状によると、富永弁護士は4月、旅行代理店を通じて7月31日分の航空券を購入したが、5月30日にキャンセル。運賃の約6割にあたる取り消し手数料を支払った。「2カ月も前に解除した契約での手数料は、消費者契約法に基づき無効」と主張している。

 全日空広報部は「係争中なのでコメントは差し控える」とした。