人気声優の花澤香菜が7日、都内で行われたFlashアニメ「Go!Go!家電男子」のDVD発売記念イベントに、共演した中山祐一朗、浜野謙太と浴衣姿で出席、ドライヤーを元ネタにしたドライヤンナ役のシュールな役づくりについて語った。

　同作は人気シリーズ「秘密結社 鷹の爪」などのDLEが制作したFlashアニメ。家電をイメージした脱力系キャラクターたちが織り成す、のんきな大学生活をゆるく描いている。

　擬人化された家電キャラクターを演じるだけにほかの作品とは違う難しさもあるそうで、ドラム式洗濯機・ドラム役の浜野が「僕は最初から迷走していたので」と話すと、花澤は「（擬音の）『フォーン』ってセリフがありがたいことにあるので、どれくらいの勢いで言ったらいいのだろうとか、自分のドライヤーで風量を確認したりしました」と独特のアプローチを解説。「結構トップスピードで（風が）出るので、スイッチを入れたら出るようにとは意識しています」と照れくさそうにこだわりも明かした。

　一方、電気ポット・ポットン役の中山は「僕なんか開き直って考えずにやっています」と語り、「一番来たぞと思ったのが、擬音を任されたときに、（自分が演じているのが）家電だったんだって。そのときに考えさせられました」と述懐。その後も三人はそれぞれの苦労やエピソードで会場を盛り上げた。

　またこの日の三人は、浴衣にちなんで夏の思い出も紹介。高校生時代の夏祭りに、かき氷を売るアルバイトをしていたという花澤は「それでちょっと（自分でも）バイトいけるんじゃないかと勘違いして、その後フード店でアルバイトしたら使い物にならなくて、すぐシフトから外されてしまいました」とおちゃめな思い出を明かして笑いを誘った。（中村好伸）

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