人生を変えるような人、あるいは物との出会いを経験したことはありますか?
「逢」yoooen書
スポンサーリンク
書店に立ち寄った際にこの本が目につきました。
角川文庫 み34−1【1000円以上送料無料】オール1の落ちこぼれ、教師になる/宮本延春 |
え?何かの間違いなんじゃない?
だって、オール1の成績ですよ?そんな成績とったなんて見たことないし・・・
本当なのかな~と半信半疑で読んでみました。
この本は、筆者である宮本さんの自伝で、
なんとオール1の中卒から、仕事をし、定時制の高校に通い直し、
なんとなんと!名古屋大学に合格したそうです!!
こんなことってあるんですね。すごい。
何が彼を変えたのか?
それは出会いです。
誰と出会ったかというと、アインシュタイン博士です。
たまたま借りたビデオに、相対性理論を一般向けに解説した番組が録画されていたのです。
・・・
普段は何も感じずに接していたこの世界が、実に厳密な原理に従って動いているということを知って、震撼させられたのです。
宮本さんはこの時23歳。しかも九九すらできない漢字も読めない23歳です。
この感動した体験をきっかけに、国語辞典を片手に物理学の入門書を貪るよう読むようになったのです。
これをきっかけに彼は定時制の高校に通うことに決め、一生懸命勉強し、
師匠との出会い
宮本さんほど衝撃的な出会いではないかもしれませんが、
私も人生を変える出会いをいくつかしてきています。
そもそも私は「書道なんて趣味程度~(´∀`)」と思っていたし、書をなめきっていた人間です。(実はそうだったんです。)
しかもギャルっぽい格好をしていて、筆を握っている姿なんて似つかわしくない雰囲気だったんです。
大学で教育学部でしたが、「ついでに書道の免許でも」と思って授業をとったのがきっかけで、師匠と出会いました。
わけのわからない授業
正直、師匠の授業はさっぱりわかりませんでした。
書道に関していることを言っているような、言ってないような・・・
表現が抽象的すぎるし、実践的ではない話ばかりで、私にはついていけませんでした。
しかも、授業中、師匠の姿がない時間の方が多い時も多々ありました。
大学の授業ってこんなもんなのか!?と文句をぶつぶつ心の中でつぶやいていました。
師匠が身を隠すわけ
授業中に師匠が身を隠していたのは、わざとだったんです。(多分・・・w)
キーワードは『死人に習え』です。
生きている人間に習うよりも死んだ人間に習う方がよっぽど勉強になる、ということだったんです。
よって、師匠がいない時間はひたすら臨書&臨書&臨書でした。
★臨書とは・・・
自分の個性は出さずに、ひたすらお手本を忠実に再現すること。
それが私の基礎作りになり、結果的に非常に良かったのかな~と今では思っています。
もちろん、直接指導もしてくれましたよ!?
なんやかんやあって、涙アリ、笑いアリで、
師匠のおかげで書の素晴らしさを学び、書と向き合うことができ、
最終的にはこんな作品を書いて卒業しました。
ちょっと大胆な作品です。
「銀河鉄道の夜」yoooen書
自分だけの力で進化してきたわけではない
ついつい勘違いしてしまう時があります。
自分の力でここまできたんだ、すごいだろ!と・・・
いや、違います。
もちろん、自分の努力もあるのですが、
周りの人々の支えがあり、ここまできたことを忘れてはなりません。
私の書もまだまだですが、ここまで進化してこれたのも、
師匠、仲間、家族、書を見てくださる人々のおかげなんだと思います。
おごり高ぶってはいけませんね。
あぁ、宮本さんのお話から私の話に長々と発展してしまいました・・・
その他宮本さんのお話ですが、またいつか別の記事で触れたいと思います。
受験生に役立つ情報や、「学ぶ」ことの意味など、
色々と考えさせるような内容もあったので、一つの記事にまとめられませんでした。
お楽しみに(`・ω・´)★
スポンサーリンク