元交際相手殺害男に懲役１４年08月07日 19時00分
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去年８月、愛知県岡崎市の山林から女性の遺体が見つかり、元交際相手の男が殺人の罪に問われた裁判で、名古屋地方裁判所は「尊い命を奪ったという結果の重大性を自覚しているとは思えない」として男に懲役１４年の判決を言い渡しました。
去年８月、岡崎市の山林で、春日井市の大森規子さん（３５）の遺体が見つかり、交際相手だった、浜松市中区の無職、舩戸勝章被告（４５）が、５年前の平成２１年、当時住んでいた、岡崎市内のアパートで、首を絞めて殺害したとして殺人の罪に問われました。
７日の判決で名古屋地方裁判所の堀内満裁判長は「被告は、被害者から別の女性との不倫関係を責められて殺害しており、自己中心的かつ短絡的だ」と指摘しました。
そして「殺害後に家族にメールを送って生存を装うなど、尊い命を奪ったという結果の重大性を自覚しているとは思えず、遺族の処罰感情は厳しい」として、懲役１４年の判決を言い渡しました。
この事件をめぐっては、大森さんの家族が捜索願いを出しましたが、警察が家出と判断して、去年５月まで、必要な捜査を行わなかったため、死体遺棄の罪については、３年の時効が成立して問うことができませんでした。