危険ドラッグ規制条例案提出へ08月07日 19時00分
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次々に新たな成分の薬物が作られ規制や取り締まりが追いつかないと言われる危険ドラッグの規制を強めていこうと、岐阜県は販売や使用などを規制する条例案を9月から始まる議会に提出することになりました。
各地で危険ドラッグを吸引したことが原因とみられる事件や事故が相次いでいますが、特定の薬物を規制しても成分を変えた危険ドラッグが次々と出回り、国の規制や警察の取り締まりが追いついていないと指摘されています。
このため岐阜県は、独自に危険ドラッグの規制を強める条例を作ることにしました。
具体的には、新たに危険な薬物を見つけた場合、有識者による審査会などで規制が必要かどうかを判断し県が独自に「知事指定薬物」として指定します。そして、製造や販売、それに使用などを禁止し、違反者への罰則も設けます。
また、県が警察と連携して販売店などへの立ち入り検査も行えるようにします。
県は、この条例の素案を8日から県のホームページで公開し、県民の意見を聞いたうえで、9月から始まる議会に条例案を提出する方針で、今年12月の施行を目指しています。