ソウル開催国際数学会議、エボラ発生国の学者に不参加勧告

今月13日からソウルで開催、5000人参加予定
「感染拡大懸念国」の12人には不参加を勧告

 西アフリカ諸国でのエボラ出血熱(以下、エボラ)の感染拡大が世界的な脅威となっている中、来週にソウルで行われる国際数学者会議に参加予定だった、エボラ発生国出身の数学者の入国を制限する措置が講じられた。

 国際数学者会議の組織委員会は今月4日夜、国際数学連合(IMU)との間で緊急の対策会議を行い、エボラ発生国の一つ、ギニアの数学者による国際数学者会議への参加登録を取り消すことを決めた、と6日発表した。

 パク・ヒョンジュ組織委員長(浦項工科大〈ポステック〉教授)は「エボラに対する国民の懸念が大きいという点を考慮し、国際数学者会議への『不参加勧告』よりもさらにハイレベルな『登録取り消し』とすることを決定した」と説明した。組織委はまた、エボラの「感染拡大懸念国」とされているナイジェリア出身の参加予定者12人に対し、参加しないよう勧告した。組織委は世界保健機関(WHO)が「感染拡大懸念国」をさらに指定した場合、当該国の参加者に対しても登録を取り消す方針だ。

 4年に1度行われる国際数学者会議は「数学のノーベル賞」といわれるフィールズ賞の授賞をはじめ、数学分野に関する討論や講演が行われる、数学分野で最大のイベントだ。今月13日にソウル市のCOEXで行われる今回の会議には、約130カ国から5000人ほどの数学者たちが参加を申請している。

 今回の措置について、一部では人権侵害に当たるのではないかとして論議を呼ぶことが予想される。今月4日、ソウル市の徳誠女子大学で行われた「次世代女性グローバル・パートナーシップ」第2回世界大会では、エボラ感染拡大を理由に招待されなかったナイジェリアの大学生3人が国連人権委員会に提訴する意向を表明している。

李永完(イ・ヨンワン)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース