採用情報
今回の登場人物
柴田 博志(hsbt)
技術基盤チームのチーフエンジニア。Ruby コミッタ。
Asakusa.rbの運営やRails Girls Tokyoのコーチを努めるなど、Rubyの啓蒙活動を精力的にこなす。
常松伸哉(つねさま)
ヘテムルチームのシニアエンジニア。エンジニア界隈きってのイケメン。
ペパボの要のひとつである「heteml」の根幹を支える。最近のマイブームはServerspecでのインフラテストとカレー
ペパボスタッフインタビュー第2回は、起業家や時代を牽引するエンジニアが多いことでも話題にあがる81(ハチイチ)世代のエンジニアが集まってわいわいトークを繰り広げます。今の立ち位置から今後の人生設計まで、赤裸々トークを全3回に分けてお届けしてまいります。
- hsbt
- 今日は、おじさん…じゃなかった、1981年生まれのエンジニアに集まってもらって、色々話を聞きたいと思います。それでは、まず自己紹介とこれまでの経歴をお願いします。
- 常松
- 常松です。ペパボに入社する前は、システム開発のSIerの仕事をしていました。1社目、2社目では何でも屋みたいなところがあったので、もっとたくさんサーバーを扱う仕事がしたいと思ったことをきっかけにペパボに転職し、今年で6年目になります。
- 土谷
- 土谷です。僕もペパボが3社目です。以前は小規模のSIerの会社で4年ほど金融や物流の仕事を担当していたんですが、その頃からWebの方に行きたいと思っていて、自分でWebサービスを作ったりしていました。その後、小さいWebの会社を経てペパボに転職しました。今年で3年目です。
- hsbt
- じゃあ、僕からも自己紹介を。実は僕もペパボが3社目でして。1社目は新卒で入社したSIer。そこで半導体製造機器の内部ツールや携帯電話の組込み関連の開発を受託で仕事をしていました。他に、クライアントとの調整なんかもやっていたりしたんですけど(Tシャツを指さしながら)僕、Rubyがちょっとできるんで(笑)、Rubyの仕事がしたいっていう気持ちを抑えきれなくなって、東京のアジャイル開発の会社に転職しました。その後、しばらく受託開発でのウェブアプリケーションを作っていましたが、「作って終わり」ではなく、継続的にブラッシュアップするサービスを提供したいという気持ちがあって、ペパボに転職しました。今、2年目です。
81エンジニアの立ち位置って?
- hsbt
- 早速だけど、2人に今の立ち位置(=仕事上で期待されている役割)と仕事内容について聞いてみようかな。
- 常松
- 自分の場合は、インフラエンジニアとしてヘテムルを担当しているので、安定的、継続的にサービスの提供を支える、というのが立ち位置としても仕事内容としても一番大きいかな。適宜メンテナンスを行ったり、開発と協力して機能開発、機能追加をしたり…そういうことを特にドラマチックなこともなく粛々とやりつづける、という感じです。
- hsbt
- 仕事内容って具体的にどういう風に決めていってます?タスクが発生して、自分の仕事に落とし込んで、実行する過程というか。
- 常松
- 緊急度の高いものは、みんなで集まってわーっとやるけれど、機能開発なんかだと自分からこういうのがあったらいいんじゃないか、という提案をしたりしますね。あとは、新規機能とか仕様の検討とか、そういう実施の可否はみんなで集まって判断して手が空いている人、やりたい人がタスクを取っていく、みたいなやり方で進めてます。スキルをみながらこの人だったらできるだろう、という感じで割り振って。
- hsbt
- それは常松さんに限らず、ヘテムルのインフラチームはだいたいそんな感じ?
- 常松
- そうですね。なのでシニアエンジニアだけれども、特にリーダーとしてやっているという感じではないんです。
- hsbt
- なるほど、土谷さんはどうですか?
- 土谷
- 自分は入社したときからずっとブクログ担当で、基本的に開発をやっています。人数が少ないチームなので、やることによって立ち位置も変わってきますね。元々アプリは他部署のアプリ開発者が担当していたんですが、今年からはアプリ開発も自分達でやることになったのでwebとAPIとアプリ開発をやっています。
- hsbt
- おお、ぜんぶやっている感じだ(笑)。じゃ、チーム構成としては土谷さんだけがいわゆるプログラマーで、あとはデザイナーとプランナーがいるという感じですね。何かやろうというときは全部土谷さんが手を動かすんですか?
- 土谷
- ブクログってデザイナーの色が強く出ているので、その辺を崩さず活かしていきたいな、という気持ちがあります。たとえば、アプリのデザイナーはXcodeのストーリーボードで画像をレイアウトするところまで担当してもらっていて、結構開発寄りなことをやっています。開発側もCSS書いたり、マークアップしたりお互いに領域が重なる感じです。
- hsbt
- 当然コードを書くことは仕事としているけれども、プログラマー、デザイナー、プランナーがお互いの領域に近づいていくような活動もしている、と。
- 土谷
- ですね。障害が起きたときでも一人しかいないので。ちょっとしたプログラムの修正ならデザイナーがやってもいいし、その逆もありだよねという体制にしたい…というか、しないとやばい、というか(笑)。
- 一同:笑
- 常松
- 自然とそうなっていくんだね。
- 土谷
- 柴田さんは今どんな立ち位置にいるんですか?
- hsbt
- 僕は技術基盤チームのチーフエンジニアで、福岡にいるうづら(@udzura)さんと全社のウェブアプリケーションのレイヤーの面倒をみる、統括するっていうが今の立ち位置ですね。全部のサービスを見るのって、本当に面白いんですよ。なんだこれ?みたいなやつとか、こんなことやってるんだ!っていう発見もあって。誰々がこういうコード書いてるよ、とか情報を積極的につなげるというのもやっています。仕事内容は、今はレガシーコードだったりとか、古いシステムによる弊害を取り除くっていうのを社内の第一ミッションとして実行してます。
- 常松
- 30days AlbumのRailsのバージョン、古かったですよね…。
- hsbt
- そうそう、それに関しては2年間かけてようやく全部解決しました!今後は、minneもバージョンが古いので、これをがっつり改修していきます。他にも色々ありますが、データベースのアップグレードであるとか、Ruby、Railsに限らずPHPもアップグレードして、良くしていきたいなあというのがあるので。そういった対応が今の仕事内容ですね。
これまで生きてきて7の倍数の歳で転機があるのに、28歳の時はなかったからヤバい!って思って(笑)
- hsbt
- 次は何を聞こうかな…そうだ、プログラマー・エンジニアとしての人生設計について聞いてみようかな。今後30~40歳代でこうありたい、みたいなテーマで。
- 常松
- 人生設計か…エンジニアをやっていたい、エンジニアで現場にいたいな、って気持ちはありますね。ただ、この歳にこれくらいの暮らしをしてて、みたいのはあんまりないかな…。アーリーリタイヤして沖縄に移住したい、とかもないし地元に戻って働きたいかと言われれば最近そうでもないしなあ…。
- hsbt
- さっそくテーマが崩壊しつつある(笑)。
- 一同:笑
- 常松
- いやあ、ほんと、ないんですよねえ…。
- hsbt
- じゃ、聞き方を変えましょう!あこがれる働き方やこういうエンジニアになりたい、みたいなのはある?
- 常松
- スタイルのある、いい影響を与えられるエンジニアになりたいな、とは思いますね。
- hsbt
- 常松さんが自己紹介で言っていたような「より多くのサーバーを扱う仕事」、とい視点で見ると最近の技術トレンドとしては、数人のエンジニアが数千台、数万台のコンピューターを羊飼いのように先導していろんなシステムをつくる、というのがあったりするんですけど、そういうのを扱ってみたい気持ちとかは?
- 常松
- あ、それはありますね。俺はそこらへんクールだな、と思っていて。 一人あたりのキャパを増やしたいっていうのがある。サーバーって入社した当時は横に増やしてスケールするっていうのが流行だったじゃないですか。でも最近はそうでもないかなあ、って思っていて。サーバー減らしたいって思っている。
- hsbt
- うんうん。
- 常松
- あと、今話したのは物理的なサーバーの話だけれど、アーキテクチャであったりとかDockerとか使ってコンテナで設置したり、そういう風に自由自在にリソースが使えるエンジニアってクールだな、と思いますね。
- hsbt
- じゃあ、そういうのが、人生設計…?
- 常松
- ですかねえ(笑)
- 一同:笑
- 常松
- これとこれ組み合わせたら、とか仕様とかアーキテクチャとか考えるのが好きなので、もし現場で疲れたらちょっとそっち行こうかなというのはあるかも。一回振り返ってから、エンジニアとしてこれでいくぞーっていうのが言えたらいいかもしれないですね。
- hsbt
- なるほど。土谷さんはどうですか?
- 土谷
- 僕の場合はちょっとスピリチュアルな感じなんですが…。これまで生きてきて振り返ってみると、7年おきにけっこう転機があるなあ、と。実は、28歳の時は「7の倍数なのに転機になることが無い!やばい!」と思って、会社辞めたんですよ。
- 一同:爆笑
- hsbt
- それ、人生設計なんですか(笑) 。
- 土谷
- まあまあ(笑)。なので、35歳までは今の方向性でwebとかアプリとか、フロントエンド寄りの方を真剣にやって行きたいな、と。35歳からはそうだなあ…ちょっと軸足をずらしてみたいってのはありますね。エンジニアとしてなのか、はたまた全然違うことかもしれないですけど、これまでとは別のことを試してみるってのもありかな、と。で、42歳以降で、それらのスキルを統合する、みたいな。いや、けどそれでいいのかな…。
- hsbt
- それでいいんだろうか、っていうのがありつつもってことですね(笑)。
- 土谷
- はい、21歳の時に、それに気づいたんで(笑)。
- 一同:笑
- 常松
- 7の倍数って、面白いですねえ。
- hsbt
- じゃあ、今の話でいくと、35歳まではフロントエンド、いわゆるユーザーが直接触れるような入口のほうの開発を突き詰めていくって感じですね。で、その後はたぶんそれとは違う何か…。何が来るかはわからないけれど、もしかしたら突然サーバーの方かもしれないし、はたまた物理的に近い…ネットワーク職人だったり。
- 土谷
- いや、ほんとに7の倍数っていうのは、たまたまなので(笑)!
~第2話へつづく~
No.001 ”SUZURIの中の話”