危険ドラッグで死亡疑い 2年余で41人8月5日 4時26分
危険ドラッグを吸引したことが原因で死亡したとみられる人は、2年余りの間に全国で少なくとも41人に上ることが警察庁の調べで分かりました。
死者の半数以上はことしに集中していて、警察庁は、危険ドラッグが急速に広まっているとみて取締りを強化しています。
危険ドラッグのうち、麻薬に似た幻覚や興奮の作用が確認されたものは、これまでの製造や販売に加えて、ことし4月からは所持や使用、それに購入も禁止されました。
警察庁は、ことし6月に東京・池袋で車が暴走し8人が死傷する事件が起きたことから、危険ドラッグの広がりについて詳しく調べた結果、危険ドラッグを吸引したことが原因で死亡したとみられる人は、平成24年からの2年半の間に全国で少なくとも41人に上ることが分かりました。
このうち、おととしは8人、去年は、9人でしたが、ことしに入って6月までの半年間では24人と、大幅に増えていて危険ドラッグがことしになって急速に広まっているとみられています。
死者の中には交通事故は含まれず、ことし4月に大阪のホテルで30代の男性が死亡しているのが見つかった事案など遺体のそばから危険ドラッグとみられるものが見つかるケースが多かったということです。
警察庁は、危険ドラッグを吸引したことが原因とみられる死亡事案の把握に努めるとともに、取締りを強化することにしています。
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