9日の原爆忌。五島市・奈留島の奈留中学校で、「嘉代子桜」の劇が上演される。原爆で娘を失った母が、娘たちのために桜の木を植える物語だ。役者や裏方は奈留中の子どもたち。全校の約40人が協力して作り上げる。

 劇の最後には、みんなで詩を読み上げる。1学期、「平和って何だろう」と話し合って、出てきた言葉をつむいだものだ。命、家族、友達……。様々な言葉が並ぶ。「へいわは奈留島 うつくしい海」。身近なことから考え、こんな一節も生まれた。

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 指導するのは教諭の山本直子さん(43)。昨年、長崎市の江平中から、奈留中に赴任した。山本さんは、どの中学校に行っても、欠かさず子どもたちに語ることがある。

 「長崎の中学生として、どこの中学生よりも勉強して伝えよう」

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