2014年8月6日02時00分
STAP細胞問題の渦中にあった理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長が5日、自ら命を絶った。不正を招いた責任を追及する声が強まり、心理的にも追い詰められていたとみられる。屋台骨を失った組織への影響は計り知れない。
「彼は色んなことで非常に批判されていた。行き詰まっていた」。報道陣で騒然となった神戸市の理研発生・再生科学総合研究センター。5日夕、外出先から駆けつけた竹市雅俊センター長は、カメラのフラッシュを浴びながら、静かに話した。
笹井氏はSTAP細胞論文で小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーを指導し、論文作成や記者会見などで重要な役割を果たしたキーパーソンの一人。理研広報室によると、笹井氏は論文の疑義が次々と指摘されていた3月、心理的なストレスを理由に約1カ月の間入院した。捏造(ねつぞう)などの論文不正を認定した理研の調査委員会は、笹井氏の直接の不正行為は認めなかったものの、「責任は重大」と指摘した。
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