牛丼チェーン「すき家」を営むゼンショーホールディングスは6日、並盛りの税込み価格を8月27日から21円値上げし、291円にすると発表した。肉の仕入れ値が上がっていることを主な理由に挙げているが、「過酷」と指摘されている深夜の1人営業を解消したり、時給を上げたりして人件費がふくらむことも一因だ。

 並盛りの値段は、ライバルの吉野家が税込み300円、松屋は同380円(一部の店は同290円)。値上げしても、これより安い値段は続ける。

 ゼンショーはまた、今後も深夜に働く人を集められなければ、ほぼ半数にあたる最大940店で深夜営業をやめる可能性があることも明らかにした。