サムスンは新製品発表イベント Unpacked 2014 Episode 2 を9月3日に開催します。

会場は世界規模のエレクトロニクス製品見本市 IFA を直前に控えたベルリン、および北京とニューヨーク。YouTubeでのライブストリーミングも予定しており、ベルリンの現地時間で15時、日本時間では同日9月3日の夜22時から始まります。

発表の具体的な中身は当日までの(あるいは流出までの)お楽しみですが、招待状の画像は Galaxy Note 3 のSペンで使えるAir Command のイラストと、" Ready? Note the Date! " の手書き文字。最後の! もわざわざペンになっており、モバイルでペンを使う Note 製品、つまり例年どおりの新 Galaxy Note と考えるのが順当です。

製品名はまだ分かりませんが、そのままで行くならば Galaxy Note 4。うわさではアップルもわずか数日後の9月9日に新 iPhone の発表を控えており、しかも今回は画面サイズが4.7インチと5.5インチに大型化すると言われています。アップル製 Phablet が今回本当に発表されるなら、先行する Galaxy Note シリーズとの対決に期待したいところです。



また次世代 Galaxy Note といえば、没入型VRヘッドセットの Oculus VRと組んで、スマートフォンを差し込んでヘッドセット化するアクセサリ Gear VR (仮) を準備中とのうわさもありました。

Oculus 社は自社の仮想現実ヘッドセット Oculus Rift のためにできるだけ高解像度で応答速度の速い有機ELディスプレイを必要としており、実際に最新の開発者版 DK2 を分解してみたらディスプレイ部はサムスンロゴも無駄なタッチパネルコントローラやカメラ穴まで付いた Galaxy Note 3 の画面そのものだったことも判明しています。

(Oculusのような没入型VRヘッドセットでは、目の前の小さなディスプレイ装置をレンズで広い視野に拡大表示する仕組み上、自然な体験にはさらなる高解像度化が必要です。また頭を動かせば視界全体が追従する仕組みから、残像の低減や高速応答もVRの説得力に直結します。低解像度液晶だった初代開発版 Oculus Rift よりも新型の DK2 が大幅に改善されているのはこのため。)

サムスンの Galaxy シリーズはかつての快進撃から、急速に高品質化・高性能化する中国勢に押されて売れ行きが鈍っているのはサムスンの決算内容で明らかになったとおり。ここで業界のデファクトを取るであろう Oculus にOLEDを供給する見返りにソフトウェア面で協力を得てゲームやVR開発者にコンテンツを供給しやすくし、同時にアクセサリ追加でVRも楽しめますよ、とアピールすることは考えられない話ではありません。

9月の Unpackedで同時発表かどうかはさておき、こちらの方面の展開も気になるところです。
サムスン、Galaxy Note 4 (仮) 発表イベントを9月3日に開催。世界三都市で同時

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