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[ena上井草] ツッキーのつぶやき

コメント数:0   投稿日:2014/08/06 10:32:29 

60年目の7月1日 その三

 

チトー「でもこの話はさっぱりわからない。だって日本は、国の最高の決まりで戦争はしない、軍隊は持たないと言っているのに、軍人でない人たちが戦うことになっているんでしょ。それだけでもよくわからないのに、今日からは、なかまの国が攻撃されたら応援にかけつけさせるぞと総理大臣が決めたっていうことなんでしょ。国の最高の決まりを無視していいの?」

「では、これを見てくれ。これは国の最高の決まり、日本国憲法の第9条だ。」

  憲法9条

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

チトー「軍人でない人なら戦えるとは書いてないと思うけど…。」

「そこで出てくるのが、政府の言う『専守防衛』という『憲法解釈』なんだ。」

ユーリ「ボーエー選手? 助っ人外国人選手の名前みたい。」

ウッタ「カイシャク拳法。なんだか体が硬くなりそうな拳法だ。」

「どんな国でも自分を守るために必要最小限の実力を持つことは認められる。その力は戦力ではなく『実力』で、その力を使う人たちは軍隊ではない、と政府は言っているんだ。」

チトー「それで自分の国を守る『自衛隊』なんだ。」

ユーリ「なーんだ。それじゃぁガンダムどころか、戦闘機もないんだね。」

ウッタ「必要最小限の実力ときたら、空手、柔道、拳法だね。」

チトー「いや、警察でもピストルは持ってるから、もうちょっと何かあるでしょ。」

「持ってるよ。大砲、ミサイル、戦車、戦艦、戦闘機。政府はそう呼んでないけどね。」

三兄弟「え、えーっ!軍隊じゃないか。」

(続く)

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