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[ena上井草] ツッキーのつぶやき
コメント数:0 投稿日:2014/08/01 09:20:54
60年目の7月1日 その二
「きみたち、戦争に行きたい?」
ユーリ「ガンダム一機くれたらね。」
チトー「ちょっと待って。負けて死ぬのもやだけど、勝つってことは相手が死ぬよ。」
ウッタ「戦いに行くのはだれ?」
「日本では自衛隊っていう集団が戦争に行くことになるだろうね。」
ウッタ「ジエイタイ?」
「1954年7月1日に決まった自衛隊法による組織で、海上自衛隊、陸上自衛隊、航空自衛隊の三つがある。」
三兄弟「7月1日、今日じゃないかイグッサー!」
「偶然なのか、意識してなのか、今日はちょうど50年目だ。」
チトー「日本にも軍隊があるんだね。」
「いや、自衛隊は軍隊ではないんだ。日本は憲法で軍隊を廃止して戦争をしないことにしたから。」
ユーリ「軍人ではなくても戦う…、ますますガンダムみたいでかっこいイグッサー。」
ウッタ「ケンポーで戦争しないで勝つなんて、まるで北斗の拳!すごイグッサー!」
「あちゃー、ぜーんぜんわかってないなぁ。憲法というのは国の最高の決まりで国民みんなで守っていかなくちゃならないものなんだ。」
チトー「でもこの話さっぱりわからないね。だって日本は、国の最高の決まりで戦争はしない、軍隊は持たないと言っているのに、軍人でない人たちが戦うことになっているんでしょ。それだけでもよくわからないのに、今日からは、なかまの国が攻撃されたら応援にかけつけさせるぞと総理大臣が決めたっていうことなんでしょ。国の最高の決まりを無視していいの?」
(続く)
