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[ena上井草] ツッキーのつぶやき

コメント数:0   投稿日:2014/07/25 22:50:04 

 60年目の7月1日 その一

 

 7月1日、ツッキーは一人悩んでいた。

「夏期講習は先生と事務で4人、いまの机の配置では3人しか座れないなぁ。」

すると、あの聞きなれた声が天井ウラから再び、

「貫く知!」「広がる知!」「つながる知!」

困ったときには必ず現れる小さな味方、宇知有(うちゅう)三兄弟

ユーリ「机の配置で悩んでるんだろ。」

「なんでわかったんだ。」

ウッタ「顔にかいてありイグッサー。」

あわてて顔を洗うツッキーでした。

 それから1時間半、究極の配置換えは終了した。

「助かった。ありがとう…。」

チトー「ツッキー、なんだか今日暗くないか?」

「わかったかい。そうなんだ。今日、集団的自衛権が閣議決定されたんだよ。」

ユーリ「シュウダンテキジエイケン?集団で適時(てきじ)に英検を受けられるのか、

そりゃいイグッサー。」

「そうじゃなくて、同盟(どうめい)国(こく)が攻撃されたときに日本が反撃(はんげき)する権利のことだよ。」

ウッタ「ドウメイコク? ハンゲキ?」

「なかまの国がやられたら、日本もいっしょに戦うことができるようになったんだ。」

ユーリ「おお、美しき友情。すばらしい勇気。」

「きみたち、戦争に行きたい?」

ユーリ「ガンダム一機くれたらね。」

 

(続く)

 

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