九州経済産業局がまとめた4~6月期の地域経済産業調査によると、九州7県の景況判断はこれまでの「持ち直している」から「緩やかな持ち直しの動きが続いている」に下方修正となった。判断引き下げは2012年10~12月期以来、6四半期ぶり。アベノミクス効果で続いてきた景気回復基調が、消費増税前の駆け込み需要の反動で弱含みとなった格好だ。
5月23日~6月27日に79社に対して聞き取り調査した。前回調査でともに「持ち直している」だった生産と個人消費は、それぞれ「緩やかに持ち直している」「持ち直しの動きがみられる」に下方修正となった。ただ、経産局は「大型小売店では消費の減少幅が縮小傾向で、7月ごろには前年並みに戻る」(調査課)と分析しており、反動減は限定的なもようだ。
下方修正