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米・カリフォルニア 慰安婦像撤去認めず8月6日 8時35分
ロサンゼルス近郊の市の公園に設置された、いわゆる従軍慰安婦問題を象徴する銅像を撤去するよう地元の日本人らが求めていた裁判で、カリフォルニア州の連邦地方裁判所は原告の訴えを棄却しました。
この裁判は、韓国系市民団体が去年7月にロサンゼルス近郊のグレンデール市の公園に設置した、いわゆる従軍慰安婦問題を象徴する銅像を撤去するよう地元の日本人や日系人でつくる団体が市に求めていたものです。
裁判の中で原告は、銅像の設置は外交問題に対して市が特定の態度を表明することにあたり、連邦政府にだけ認められる外交権限の侵害に当たるとして憲法違反だなどと主張していました。
これについてカリフォルニア州の連邦地方裁判所は4日、銅像の設置は政府の外交権限の侵害には当たらず、仮に侵害に当たるとしても政府の外交政策と矛盾するものではないなどとして原告の訴えを棄却しました。
裁判所の判断について原告側は「極めて主観的な判断で、上訴も含め法的手段を検討する」とコメントしています。
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